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「キュウリ食べるだけダイエット」基本のやり方・効果を高める食べ方

「キュウリ食べるだけダイエット」基本のやり方・効果を高める食べ方

日本の食卓によく並ぶキュウリ。「世界一カロリーが低い野菜」としてギネスブックにも認定されています。そんな低カロリーの中にも、キュウリにはうれしい健康効果が多数秘められているのをご存じでしょうか。実は最近、キュウリには、ホスホリパーゼという脂肪分解酵素が含まれていることが発見されました。【解説】工藤孝文(工藤内科副院長)

解説者のプロフィール

工藤孝文(くどう・たかふみ)
●工藤内科
福岡県みやま市瀬高町太神1334-1
0944-63-7711
http://www.kudonaika.com/
https://ameblo.jp/takafumikudo/

工藤内科副院長。
1983年福岡県生まれ。福岡大学医学部卒業後、留学先で食行動異常について研究。現在はダイエット外来で肥満や生活習慣病の治療などを行い、その成功率は99.2%を誇る。テレビ番組の出演、ブログ、医療監修など、活動は多岐にわたる。

健康効果がたくさんある安価で身近な野菜

安価で入手しやすい点から、日本の食卓によく並ぶキュウリ。カロリーは1本当たり、わずか14キロカロリーで、「世界一カロリーが低い野菜」としてギネスブックにも認定されています。しかし、そんな低カロリーの中にも、キュウリにはうれしい健康効果が多数秘められているのをご存じでしょうか。

一つは、血圧降下作用です。キュウリには、利尿作用のあるカリウム、血管拡張作用のあるシトルリン、血液をサラサラにするピラジンという成分が含まれていて、これらの作用が高血圧の予防・改善に役立ちます。

また、キュウリには食物繊維も豊富に含まれており、便秘改善、血糖値や血中コレステロール値の上昇を抑える効果も期待できるのです。

そのほか、血管や粘膜、皮膚を強くするビタミンCやβカロテンも含まれるので、肌荒れの予防にも役立ちます。

さらに、夏野菜の代表ともいえるキュウリは、95%が水分で、体を冷やす作用があります。熱中症や、上半身に熱がこもって起きる、ほてりやのぼせの予防・改善にも効果的です。

そして、何といってもうれしいのが、ダイエット効果です。
実は最近、キュウリには、ホスホリパーゼという脂肪分解酵素が含まれていることが発見されました。この酵素は熱に弱いので、ダイエット効果を狙うなら、生のまま食べるとよいでしょう(湯通しをするなら、10秒ほどであげて、すぐに冷水で冷やせば問題ない)。ホスホリパーゼの作用が損なわれず、脂肪の分解が期待できます。

前述したカリウム、シトルリン、食物繊維もダイエットに有効です。カリウムはむくみを取り、減量効果を高めます。シトルリンは血管を拡張させて血流をよくするので、新陳代謝がアップし、脂肪の燃焼につながります。食物繊維は糖やコレステロール、脂肪の蓄積を防ぎます。

また、やせると、血圧・血糖値・コレステロール値などが、改善しやすくなるという好循環も生まれるのです。

みそを付けて食べると効果が高まる

私がお勧めするのは、毎食前に1本ずつ、生のキュウリをよく嚙んで食べる「キュウリ食べるだけダイエット」です。1日3本食べるのが難しければ、朝食前と夕食前の2回、もしくは夕食前の1回でもかまいません。とにかく毎日1本以上はキュウリを食べてください。

食前に食べる理由は、満腹中枢が刺激され、そのあとに食べる食事の量も自然に減らせるからです。 

キュウリを嚙む回数ですが、ひと口につき20回嚙むことを心がけてください。よく嚙むことでキュウリの細胞壁が壊れて、ホスホリパーゼをしっかり取り込むことができます。また、嚙むことでアドレナリンを出し、余分な脂肪を燃やしてくれる、褐色脂肪細胞を活性化させるのです。

嚙むのが困難なお年寄りなどは、すりおろして、キュウリの細胞壁を破壊した状態で食べることをお勧めします。

小腹が空いたときは、おやつ代わりにキュウリを食べてください。1本14キロカロリーしかないので、おやつにキュウリを食べたからといって、太る心配はありません。

生キュウリばかりでは飽きてしまうと思うので、お勧めの味付けをご紹介しましょう。それは、みそです。みその原材料である大豆には、アルギニンという成分が含まれています。アルギニンは脂肪分解酵素の働きを促進させる作用があります。

キュウリのホスホリパーゼと、みそのアルギニンの相乗効果で、脂肪燃焼効果が高まるのです。
なお、ダイエットでは筋肉が落ちたり、代謝が落ちるのを防ぐため、たんぱく質の摂取も不可欠となります。「バンバンジー」のような鶏肉とキュウリを合わせた料理にするのもよいでしょう。ほかには、卵やマグロの赤身などのたんぱく質と一緒に食べるのもお勧めです。

当院でも、ダイエット外来に来られる患者さんに、キュウリを食べるよう指導しています。 私の指導でキュウリを食べている人たちからは、「食事の量が自然に減った」「便通がよくなった」「むくみが取れた」といった声が聞かれます。

ただし、キュウリは体を冷やす野菜なので、冷えが気になる人は、ショウガやタマネギなど体を温める食材とあわせて食べるとよいでしょう。また、カリウム摂取に注意が必要な腎機能障害がある人は、医師に相談してから食べてください。

水分と食物繊維が豊富で、やせる成分を豊富に含んだ野菜のキュウリを、ぜひ健康づくりに活用してみてはいかがでしょうか。

「キュウリ食べるだけダイエット」基本のやり方

❶生のキュウリを毎食前に1本ずつ食べる。

❷ひと口につき20回嚙むことを心がける。

❸嚙むのが困難な場合はすりおろして食べる。

●小腹がすいたとき、おやつ代わりに生のキュウリを食べる。
●生のキュウリばかりで飽きてしまったらみそをつけて食べる。
●鶏肉やマグロの赤身など、たんぱく質と一緒に食べるのもお勧め。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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