洗濯中に突如耳鳴りに襲われる
10年以上前のことです。洗濯中に突然、左耳に圧迫感を覚えました。洗濯機のゴワンゴワンという音がずっと耳に残り、それと同時にキーンという耳鳴りもしてきたのです。その二つの音のせいで、左耳がほとんど聞こえなくなりました。
今までに経験のないことだったので不安になり、総合病院を受診しました。すると、医師から「突発性難聴」と診断されました。突発性難聴は、強いストレスが原因で起こるそうです。当時、私は仕事で精神的に参っていて、それが関係していたのでしょう。
それからすぐに治療が始まり、1ヵ月後、幸いにも左耳は聞こえるようになりました。ところが、キーンという耳鳴りだけは治りませんでした。
一日中、耳鳴りが鳴り止まなかったわけではありませんが、一度始まると、長いときでは1時間も響いていました。
何をしていてもその音が気になり、イライラしてきます。これが1日に数回あるからたまりません。
わらにもすがる思いだった私は、足のツボ押しやサプリメント、リンパマッサージなどいろいろなことを試しましたが、効果はありませんでした。
そんな私が足利仁先生を知ったのは4年前です。書店で先生のセミナーの告知を見たのがきっかけでした。
若い頃からの腰の痛みがその場でらくに!
実は、このときは耳鳴りではなく、腰痛をどうにかしたい、と思っていました。もともと腰痛は若いころからの持病で、当時、悪化させて日常生活に支障が出ていたのです。
そのときは、腰に常に重い痛みがあり、ちょっと動いただけでズキン! と痛みました。起き上がるのに時間がかかるし、歩いている途中、何度も立ち止まらなければいけないほど、痛みは手に負えない状態でした。
しかし、セミナーで先生に手のひらにある腎臓の反射区を押してもらうと、その場で体がポカポカして、腰の痛みがらくになったのです。
「これはいい! 」と直感して、自分でも実践することにしました。手のひらの真ん中を1回につき7秒、1日に2~3回押すといい、と教えてもらい、そのとおりにやってみることにしました。実践したのは、電車に乗っているときなど、手持ちぶさたなときです。ひまつぶしにもなり、続けやすかったです。
効果は予想以上でした。1ヵ月もしないうちに、ほとんど腰痛が気にならなくなりました。
若いころと同じというわけではありませんが、痛みで動けない、といったことは一切なくなりました。おかげで、日常生活がとてもらくになりました。

耳鳴りの頻度も減った
もう一つ、信じられない変化がありました。手のひらを押し始めてからというもの、あれだけ苦しんだ耳鳴りの頻度が減ったのです。
「これを続けると耳鳴りもよくなりそうだ」と思った私は、再度、先生に個別レッスンを頼み、耳鳴りに効く反射区を教えてもらいました(「手のひら7秒押し」のやり方)。
先生に教えてもらったとおり数ヵ月、手のひらを押していたら、耳鳴りがしなくなったのです。
それから4年がたちますが、耳鳴りと腰痛に悩まされたことはありません。
耳鳴りが治まってしばらくたったころ、知人から「人当たりがよくなったね」と言われました。確かに、以前はしょっちゅうイライラして、何をしても楽しめませんでしたし、いつもしかめっつらをしていたことと思います。
先生にその話をすると、「そういえば前は眉間にシワが入っていたけど、今は取れたね」と笑い話になりました。私は仕事で多くの人と会います。ですから、印象がよくなったのは仕事上でもありがたいことです。
「手のひら押し」という簡単な健康法に出合ってからというもの、毎日を楽しめるようになりました。

眉間のシワも減って人当たりがよくなった
移動中の手のひら押しだけでも効果は抜群(手のひらデトックス協会代表理事 足利仁)
佐藤さんと初めてお会いしたとき、眉間にシワが寄り、ガタガタと貧乏ゆすりをしていました。それを見て、「これは、老廃物をずいぶんため込んでいらっしゃるな」と思いました。
最初のご相談は「腰痛」でしたが、手のひらを見ると、真ん中のへこみがほとんどなく、ハリもまったくありません。まずは、腎臓の反射区を押すようにお伝えしました。
ご本人は、「飽きっぽいので続けられるかな」と心配のようでしたが、移動中の時間を上手に活用して、見事に腰痛を克服されました。手のひら押しだから、手軽に実践することができたのだと思います。
また、佐藤さんを長年悩ませていた耳鳴りは、腰痛の解消とともにかなりよくなっていました。体内にたまった老廃物を排出して、回復に向かったのでしょう。
眉間のシワが取れて、ますます男前になった佐藤さんは、今ではたくさんのかたの手のひらを押してあげているそうです。