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ヒューヒュー音が止まった!カゼ、セキ、気管支炎に効く「手の親指さすり」

ヒューヒュー音が止まった!カゼ、セキ、気管支炎に効く「手の親指さすり」

「指のやわらかさは、健康のバロメーター」と、私は考えています。というのも、体に出ている症状が重い人ほど、指がかたい傾向にあるからです。私自身が効果を体感した「手の親指さすり」をご紹介します。セキや息切れの症状を軽快させる効果があります。【解説】西山 良(にしやま治療院院長)

親指がやわらかくなりセキが治まった私

「指のやわらかさは、健康のバロメーター」と、私は考えています。というのも、体に出ている症状が重い人ほど、指がかたい傾向にあるからです。
 そのため、私の治療院では、まず指をやわらかくほぐすことから始めます。すると、頑固な肩こりが軽くなったり、不快な症状が改善したりするのです。

 今回は、セキや息切れに効果のある「手の親指さすり」をご紹介しましょう。
 そもそも、患者さんがかたくなった指を自分でほぐせるようにと、考案したのが「指さすり」です。なかでも、手の親指さすりは、私自身がその効果を体感しています。

 今から約10年前、私はセキがなかなか治まらない状態が続いていました。特に冬、カゼをひくと、1ヵ月も2ヵ月もセキが長引いて止まらないのです。
 当時は、鍼灸マッサージの仕事を始めたばかり。仕事に慣れない私の親指は、カチカチにかたくなっていました。そこで、親指をほぐすような気持ちで優しくさすっていたら、あまりセキが出なくなってきたのです。
 親指が完全にやわらかくなるには、2年ほどかかりました。今ではセキはピタリと治まり、たまに出ても親指さすりをすれば、長引くことはありません。

 親指さすりでセキや息切れが軽減するのは、一つは筋肉連動の効果だと考えられます。親指をほぐすと、腕の筋肉と胸の筋肉が連動して緩むのです。
 セキは、気道上にある異物を外に出す作用です。胸周りの筋肉がかたくなっていると、その作用が衰え、いつまでもセキが長引くことになります。

 また、胸周りの筋肉がかたいと、肺が膨らみにくくなり、じゅうぶんな呼吸ができなくなって息切れが起こります。
 ですから、胸の筋肉が緩めば、セキや息切れは起こりにくくなるのです。
 もう一つは、生命エネルギーである気の通り道・経絡が関係しています。親指には、呼吸器系に関係する経絡の肺経が通っています。この流れをよくすることが、セキや息切れといった、肺が原因となる症状の軽減につながるのです。

 また、親指さすりは体の諸機能を調整している自律神経のバランスを整えてくれます。親指さすりを行うと、気持ちがいいので、自律神経のうちの休息時に働く副交感神経が優位になります。それがリラックス効果や血流改善効果を生み出し、セキや息切れなどの症状の改善に役立っていると考えられます。

手の親指さすりのやり方

70代の女性の気管支炎が改善

 親指さすりのやり方は、とても簡単です。

 親指の側面を、反対の手の親指と人差し指ではさみ、指の根もとから指先に向けて、フワーッと軽くさするだけです。
 くれぐれも力は入れないでください。指には細い神経や毛細血管があり、それらを破壊すると筋肉連動や経絡の流れも途絶えてしまいます。

 また、経絡は親指の先に向かって流れているので、指の根もとから指先に向かってさすります。ポイントは関節付近をやわらかくすること。指のつけ根の関節も忘れずにさすってください。

 両方の親指を15回ずつ、2セット行いましょう。それを朝・昼・晩の1日3度行うのが目安です。寝ている間は、副交感神経が優位になって体がほぐれやすいので、特に、寝る前は必ず行うようにしてください。
 親指さすりで効果が期待できるのは、カゼや気管支炎によるセキ、肺が原因の息切れです。気管支炎で、呼吸時やセキが出るときに、ヒューヒューという音がしていた70代の女性も、親指さすりで音が止まったと喜んでいました。

 親指さすりは、即効性よりも安全に長く続けることを重視しています。続けることでしだいに症状が出にくくなるのです。
 ただし、セキや息切れは、ぜんそくや心臓の病気が原因のものもあります。その場合、親指さすりだけでは、効果が期待できませんので、医療機関などの受診をお勧めします。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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