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【色と症状の関係とは】医師も太鼓判!心身ケアに役立つ呼吸法

【色と症状の関係とは】医師も太鼓判!心身ケアに役立つ呼吸法

青など寒色系の色で体が包まれるのをイメージしてください。ひんやり寒くなる感じがしませんか。一方、赤やオレンジなど暖色系の色は、体が温まる感じがするはずです。この色の作用を呼吸法と組み合わせれば、心や体のケアに役立つ可能性はじゅうぶんあると私は考えています。【解説】春田博之(芦屋こころとからだのクリニック院長)

解説者のプロフィール

春田博之(はるた・ひろゆき)
●芦屋こころとからだのクリニック
兵庫県芦屋市茶屋之町3-2
0797-22-5525
http://cocolo-karada.jp/

芦屋こころとからだのクリニック院長。医学博士。日本アロマセラピー学会関西地方会長。日本アロマセラピー学会理事。色彩心理療法を診療の軸に、小児から老人までの内科疾患を診療。独自の研究から生み出した「色から伝わるメッセージ」を通して、他のクリニックにはない治療方法で患者の根本治療を目指す。著書に『色に聞けば、自分がわかる』(現代書林)、『こころの地図:色調が教えてくれるこころの世界』(フレグランスジャーナル社)などがある。

色と症状のつながりに気づいてビックリ

私が「色」に興味を持ったのは、自分自身の体験がきっかけでした。

あるとき過労で倒れた私は、それでも開業医として休診するわけにもいかず、ありとあらゆる薬に頼って仕事を続けました。胃腸はボロボロになり、身長164㎝で体重は40㎏手前まで落ちました。

しかし、極限のときほど、感覚は研ぎ澄まされるものです。私は「色」に敏感になりました。

その時々の体調や心理状態で、目に入る色がどうしても受け付けられなかったり、逆に、そのとき欲しい色を必死に探すようになったりしたのです。

この体験から、「色には何らかのメッセージがある」と思った私は、患者さんに、色についてのアンケートを取り始めました。すると、驚きの結果が得られました。

ヨガの世界では、人体には「チャクラ」というエネルギーの出入り口があると考えられています。チャクラは7つの部位にあり、それぞれ象徴となる色があります(下図)。

患者さんのアンケートを見ると、その人の好きな色が、症状のある部位のチャクラの色と、見事に一致していました。例えば、甲状腺疾患のある人は紺(青)、胃弱の人は黄緑、下半身にトラブルのある人は赤、といった具合です。

これはおもしろいと思い、私は色と心身の関係をさらに探求しました。そして、患者さんの診断やカウンセリングに、色を活用するようになったのです。

ヨガでは、人体にある7つのチャクラはそれぞれ色がある

ピンク色の空気を下腹部に入れてみよう

色が人間の心身と関係していることは、暖色系・寒色系の色で想像すると、わかりやすいでしょう。

青など寒色系の色で、体が包まれるのをイメージしてください。ひんやり寒くなる感じがしませんか。
一方、赤やオレンジなど暖色系の色は、体が温まる感じがするはずです。

この色の作用を、呼吸法と組み合わせれば、心や体のケアに役立つ可能性は、じゅうぶんあると私は考えています。

中でもお勧めは、ピンク色の光をイメージして行う「ピンク呼吸」です。

ピンクは、暖色系の中でも赤ほどきつくなく、愛情やぬくもりを連想させるので、ほとんどの人が好印象を持つ色です。体の部位では、子宮など下腹部に関係します。

ですから、ピンク色の空気を吸い込み、下腹部まで落とし込むようなイメージで呼吸をすると、しだいにおなかのあたりが温かくなり、実際に骨盤内の体温が上昇することを期待できます。

骨盤内が温かくなれば、女性なら婦人科系、男性なら前立腺、そして腸の不調も改善されてくるでしょう。

また、内臓と肌はつながっています。生殖器に不調があるとアゴに、腸に不調があるとほおに吹出物が出やすくなります。

そのため、下腹部が温まって内臓の調子がよくなれば、肌のコンディションもよくなります。

私がお勧めするピンク呼吸のやり方は、好きなピンク色をイメージして、ピンク色の光を吸い込むように鼻から息を吸います。

そして、ピンク色の光が肺から体の中心を通って、ゆっくり下へと降りてきたら、下腹部に光を落ち着かせます。

そうしたら、下腹部から温かさや幸せな気分が全身に広がっていくのをイメージしましょう。

息を吐くときは、溜まった毒素が体から出ていくイメージで、口から吐きます。この呼吸を、自分が満足するまで繰り返します。

うまくいかないときは“黒いモヤモヤ”を吐き出す

ピンク呼吸をやってみると、中には「うまく息が吸えない」、「ピンク色の光を体に入れるイメージが持てない」という人もいるのではないでしょうか。

そのような人は、ピンク色の光を吸い込む前に、自分の中の「ネガティブなもの」を吐き出し、それを浄化する必要があるかもしれません。

心や体が落ち込んでいるときは、いっぱいいっぱいになっていて、新たに何かを入れることが難しくなっているのです。

私はこれを「メン樽(メンタル)がいっぱいの状態」と比喩しています。樽の中にある余計なものを出さなければ、新しいものを入れる余裕は生まれません。

そこでお勧めするのが、ネガティブを吐き出す呼吸法です(下図)。まず、真っ黒な空気が胸にどんよりと滞っているのを思い浮かべてください。

これが、あなたの中のネガティブなもの。この黒い空気を、口からゆっくり吐き出しましょう。

胸に浮かぶ黒い色が、吐き出す過程でだんだん薄まり、喉のあたりでグレイになり、口から外に出すと虹色になり、その虹色がだんだん薄くなって、最終的には空気に溶けて消えるまでをイメージします。

この呼吸法を数回やってみると、心がスッキリするのがわかるはず。そのうえで、もう一度ピンク呼吸を試してください。

余計なものを出してしまえば、あとは努力しなくても自然に入ってくるものです。

ネガティブを吐き出す呼吸法

胸に溜まった黒いモヤモヤをイメージして、口から吐き出していく

黒いモヤモヤが、喉のあたりでだんだんグレイに薄まっていく

口からグレイの空気を吐き出すと虹色になり、虹色もだんだん薄まり、空気に溶けて消えるまでをイメージする

この記事は『ゆほびか』2019年2月号に掲載されています
この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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