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薄毛の悩み、フケ症にこそ「水シャワー」!若返り医師の育毛実体験

薄毛の悩み、フケ症にこそ「水シャワー」!若返り医師の育毛実体験

私は以前ひどいフケ症で、頭髪の悩みを抱えていました。荒れた頭皮状態や薄毛が改善したのは、水シャワーのおかげです。シャンプーのような高い洗浄剤で洗いすぎると、脂栓が流され、毛根に毛ダニや悪玉の細菌が侵入しやすくなります。育毛だけでなくダイエット効果や若返り効果も期待できます。【解説】南雲吉則(ナグモクリニック総院長)

解説者のプロフィール

南雲吉則(なぐも・よしのり)
ナグモクリニック総院長。
医学博士。乳腺専門医。1955年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業後、東京女子医科大学で形成外科を、癌研究会附属病院外科でガン治療を学び、東京慈恵会医科大学第一外科乳腺外来医長を経て、ナグモクリニックを開業。現在、医療法人社団ナグモ会理事長。また、総院長として全国5つの院でガン手術、乳房再建手術に日々邁進している。近年はガンから命を救う食事と生活の指導・講演にも力を注ぐ。東京慈恵会医科大学外科学講座非常勤講師。近畿大学医学部形成外科非常勤講師。韓国東亜医科大学客員教授。中国大連医科大学客員教授。人気テレビ番組に多数出演。『Dr.ナグモが大変身! 奇跡の家トレ』(マキノ出版)ほか、著書多数。

●ナグモクリニック
https://www.nagumo.or.jp/

フケやかゆみ、抜け毛がピタリと治まった!

「50代なのに30代に見える医師」ということで、多くの本を上梓している私ですが、実は長い間、頭髪については悩みを抱えていました。

私の荒れた頭皮が回復し、薄毛が回復してフサフサになったのは、水シャワーのおかげです。今日は、その話をしましょう。

私の祖父と父は、髪が薄くなる体質で、私が物心ついたころには二人ともハゲていました。「ハゲは遺伝」と思い込んでいたので、私もある程度は覚悟していたのです。

実際、私はずっと頭皮の状態が悪く、ひどいフケ症でした。地肌がいつもかゆく、赤く炎症を起こしていて、ステロイド(副腎皮質ホルモン)剤を塗っていました。

40歳を過ぎるころから抜け毛もふえました。抜けた毛を見ると、毛先が産毛のように細く、ゾッとしたものです。 

整髪剤をつけて、髪をふんわり整えても、後ろから見ると髪がパックリと二つに割れ、地肌が見えました。自分では当然気づかず、後日、スナップ写真で自分の後頭部を見て、愕然としました。

シャンプーを変えたり、育毛剤を使ったり、マッサージをしたりしましたが、症状は改善しませんでした。 

そのうち、どうやら整髪料を使ってから、シャンプーをしたあとに、頭皮の状態が悪くなることに気づいたのです。

そこで、髪の毛をぬるま湯で洗い、最後に水のシャワーを浴びるようにすると、フケやかゆみがピタリと治まり、毛が抜けなくなりました。

私が行っている水シャワーのやり方は、いたって簡単です。

まず、最初にぬるま湯のシャワーを頭からザーッと浴びて、髪や体を手でなで洗いします。整髪料を使ったときの頭や、わきの下や陰部など毛が生えている部位、足の裏は、固形石けんを使って洗います。

それからシャワーの温度を少し下げて、また頭から浴び、石けんの泡を流します。

もう一度、温度を少し下げ、シャワーを浴びてから、最後に水のシャワーを頭から浴びるのです。「冷たい!」と感じたら、それ以上我慢せず、止めてOKです。

湯上がりには、乾いたタオルで、体をよくふいてください。こうすると、体がポカポカしてくるでしょう。

必要な皮脂が残り地肌も髪も傷まない!

私たち人間は恒温動物ですから、体の表面を温めれば温めるほど、深部の体温を下げて体温を一定にしようとします。

逆に、水シャワーを浴びて、体の表面温度が下がると、体温を上げるために、血流が促進されます。頭に水シャワーを浴びると、頭皮の血流が活発になり、酸素や栄養素が行き渡るというわけです。

ですから、水シャワーを全身に浴びるのが怖ければ、頭だけにかけてもけっこうです。

ただ、その場合、できれば、ひじ先、ひざ下にも水シャワーを浴びたり、水でしぼったタオルで全身をふいたりすることも、併用してください。

なぜかというと、全身が「冷たい!」と感じることが大事だからです。

動物の体は、冬の間、フサフサとした保温性の高い毛が密集して生え、夏は風通しのいい毛に生え変わります。人間も同様に、寒さを感じるとフサフサとした毛が密集してくるのです。

また、水シャワーを実行すると同時に、「洗いすぎない」ことも大切です。

シャンプーの各メーカーは、「頭皮の汚れ、毛穴汚れを落とす」という名目のもと、強力な洗浄力を競い合っています。その結果、毛穴に詰まった脂は取り除かれ、頭皮も髪もパサパサに乾燥します。

毛穴に詰まった脂を「脂栓」といいますが、これは実をいうと、毛根に毛ダニや悪玉の細菌が侵入しないための保護膜なのです。シャンプーが保護膜を取り除くため、毛根が炎症を起こして毛が抜けます。

髪が薄くなると、ボリュームを出すために整髪料をつけることになり、それを落とすためにシャンプーをする……という負の連鎖を引き起こしているのです。負の連鎖は、どこかで断ち切る必要があります。

私はふだん整髪料をつけません。髪はぬるま湯で洗い、最後に水シャワーをして終わりです。この洗髪法なら、汚れだけが落ちて、必要な脂は残るので、地肌が荒れることも、髪が傷むこともありません。

髪や体を洗いすぎず、肌表面の皮脂や善玉の細菌といった保護膜を壊さないようにすれば、髪も肌も健康を保つことができます。習慣にすれば、若返り効果も期待できるでしょう。

私自身も水シャワーを始めて、3年足らずで髪が太く濃くなり、今ではフサフサの毛量を保つことができています。

水シャワーは、脂肪を燃焼させる効果もあるので、育毛と同時にダイエット効果や若返り効果も得られます。ぜひお試しください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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