MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
【レシピ付き】舞茸スープの効果に注目!免疫力を高めてインフルやノロを予防

【レシピ付き】舞茸スープの効果に注目!免疫力を高めてインフルやノロを予防

マイタケはビタミン類やミネラル、食物繊維に富み、特に亜鉛、ナイアシン、ビタミンDを多く含んでいます。特筆すべきはMDフラクションという成分で、免疫機能を調整し腫瘍の増殖を抑制する作用が際だって強力であることがわかっているのです。【解説】柴田佳一(柴田接骨院院長)

解説者のプロフィール

柴田佳一(しばた・よしかず)
柔道整復師。ケガの痛みはもちろん、さまざまな痛みや不調を取り除くため、ごしんじょう療法(気の流れを正しく整える)や、独自の三導療法(3点のみ刺激し鎮痛を促す)など、痛みを取り除く施術にも力を入れている。

インフルエンザやノロウイルスも撃退する

銀と交換されるほど価値が高く、発見した者はみんなうれしくて舞い上がることから、その名がつけられたとされるマイタケは、トンビマイタケ科のキノコです。

近頃は人工栽培で安価で手軽に、一年中食べられるようになりましたが、昔は非常に珍しく、貴重なキノコでした。

私はこのマイタケとシイタケを煮出したスープを、「自分で作れるおいしい免疫活性薬」として、もう10年近く愛飲するとともに、多くのかたに勧めています。この間、インフルエンザはもちろん、カゼすらまったくひきません。

私が、マイタケに着目して、スープを作るようになったのは、身内にがんで亡くなった人がいたのがきっかけです。

栄養も豊富なマイタケは、ビタミン類やミネラル、食物繊維に富み、特に亜鉛、ナイアシン、ビタミンDを多く含んでいます。体の防御機構である免疫を高める成分を多く含むため、マイタケを食べさせたマウスで、インフルエンザやノロウイルスが早期に減少し、回復したという研究結果も出ています。

特筆すべきは、βグルカンの一種で、マイタケから発見されたMDフラクションという成分です。

βグルカンは、キノコ類の食物繊維を構成する多糖類の総称で、マイタケだけでなく、シイタケ、シメジ、エノキタケ、アガリクスなど、さまざまなキノコに含まれていて、それぞれ免疫力を高める効果が知られています。

多様な種類があるβグルカンの中でも、特にマイタケのMDフラクションの免疫機能を調整し、腫瘍の増殖を抑制する作用が、際だって強力であることがわかっているのです。

ちなみに、シイタケにもレンチナンと呼ばれるβグルカンが含まれており、こちらも高い免疫活性作用があります。そのため、私はマイタケとシイタケを合わせてスープを作っていますが、マイタケだけで作ってもけっこうです(作り方は下記)。

こうした成分をスープに引き出すためには、マイタケを水から煮出すのがポイントです。

煮立ってくると、マイタケに含まれていた空気が抜け、細かな泡が出て吹き上がってくるので、沸騰直前に火を弱め、30分ほどコトコトと煮てください。

ちょうど、煮汁がしょうゆを少し垂らしたくらいの色になったら、マイタケスープの完成です。

MDフラクションとMXフラクションがたっぷり「マイタケスープ」の作り方

【材料】(4人分)
マイタケ…200g
シイタケ…大1枚
水…600ml

❶マイタケ、シイタケはひと口大に切る。

❷鍋にマイタケ、シイタケ、水を入れ、ふたをして中火にかける。

❸沸騰直前に弱火にし、30分コトコト煮る。

❹出来上がり。

【飲み方】
※1日に出来上がりの1/4(キノコ約50g、スープ100~120ml)を目安に食べるとよい。
※まとめて作って冷蔵庫で3日間保存できる。長期間保存したい場合は、冷凍すると1ヵ月保存できる。
※そのまま飲んでもよいし、少量の上質な塩やみそなどで味つけするとおいしい。

冷やしておくと麦茶のようにゴクゴク飲める

わが家でも、週に2~3回の頻度で大量に作っておき、欠かさず飲むようにしています。少量の上質の塩で味つけしてスープとして飲んでもいいですし、みそ汁にしてもキノコのうま味成分がたっぷりで、とてもおいしくいただけます。

寒い季節は、温かいスープが、身も心もほっとさせてくれます。インフルエンザやノロなど、感染力が強く症状の重いウイルスが猛威を振るう季節は特に、マイタケスープは副作用の心配のない、最高の予防法と言えるでしょう。

また、夏は、大量にマイタケスープを作って冷やしておくと、のどが渇いたときに麦茶のように、ゴクゴクと飲むことができます。スープにした後の、残ったマイタケは別途料理に活用するとよいでしょう。

先日、一昨年マイタケスープをお勧めした、あるがん患者さんから、うれしい報告をいただきました。

このかたは、抗がん剤の影響で食欲がなくなりやすく、毎年夏になると、歩けなくなるほど体力が低下していました。そのため、夏は決まって入院していたのです。

ところが、マイタケスープを飲んでいた昨夏は、記録的な猛暑だったのにもかかわらず、きちんと食事がとれて、入院しないで済んだそうです。PET検査の結果も今のところ良好で、がんの進行が止まっており、抗がん剤を中止することができたとのこと。浅黒かった肌も、色白のきれいな肌に変わったと喜んでいました。

また、乳がんの既往歴がある患者さんにも、マイタケスープをお勧めしたところ、がんではありませんが、口腔内にできていた大きな口内炎が、たったの4日で消えたそうです。

大きなできものだったため、痛みもあるし、食事もままならなかったそうですが、すぐにおいしく食べられるようになって、こんなにありがたいことはないと喜んでくださいました。

これは、スープに含まれているたんぱく質分解酵素が、できものを分解したためではないかと考えられます。ちなみに、このかたは、一度乳がんの手術を受けていますが、今のところまったく再発はないそうです。

そのほか、つらい抗がん剤の副作用が緩和されたという話もよく聞いています。

マイタケスープは、安価でだれでも簡単に作れ、おいしいので飽きずに続けられます。ぜひお試しください。


この記事は『安心』2019年3月号に掲載されています
この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
マイタケスープを飲み始めて2~3ヵ月がたった頃、妻から「なんか生えてきているよ」と言われたのです。合わせ鏡で見ると、ハゲていた部分に、本当に産毛が生えているのが確認できました。今ではハゲが消えています。そして、今のところがんの再発もありません。【体験談】中村健三(75歳・無職)
更新: 2019-04-17 18:00:00
プロポリスは、ハチの巣への細菌の侵入を防ぎ、その増殖を防いでくれる物質です。いわば、家を守る防御壁なのです。私たちがこのプロポリスを摂取する際には、それがどのようにして抽出されたのかが、一つの重要なポイントとなります。プロポリスの抽出法によって含有される有効成分が異なるからです。【解説】門田重利(富山大学名誉教授)
更新: 2018-12-16 18:00:00
私は、バナナの研究を20年ほど続けています。調べてみると、バナナの有益な効果が次から次へと見つかったのです。食生活に上手にとり入れれば、ダイエットや血糖値の管理に役立つ食品なのです。「バナナ酢」は、バナナの健康効果に加えて、酢の健康効果も期待できるのです。【解説】水谷剛(東浦和内科・外科クリニック院長)
更新: 2018-10-25 12:00:00
私にがんが見つかったのは、1999年でした。健康診断で異常が見つかり再検査を受けた結果、医師に前立腺がんと告げられたのです。自分でも生きる気力を絶やすまいと決心しました。健康食品や民間療法などよいと思ったものをすべて試したのです。納豆もその一つです。【体験談】中村孝士((有)日本凍結乾燥食品研究所所長・76歳)
更新: 2018-09-12 07:00:00
私は、村上祥子先生の料理教室に通い始めてから、日常的にさまざまな常備菜や保存食を作るようになりました。先生から教えてもらう料理は、どれも手軽に作れておいしいのが魅力。なかでも半年前から食卓に出している酢キャベツは、家族にとても好評です。【体験談】村田佳代子(仮名・62歳・主婦)
更新: 2018-09-08 18:00:00
最新記事
多くの研究で、うつ病の人は栄養のバランスがくずれていることがわかっています。栄養バランスを整え、エネルギーのとりすぎを防ぐためにも、単品の食事ではなく、主食、主菜、副菜、汁物がそろった定食スタイルの食事にするといいでしょう。ここではお勧めの主菜を紹介します。【解説】功刀浩(国立精神・神経医療研究センター神経研究所)
更新: 2019-04-26 18:00:00
多くの研究で、うつ病の人は栄養のバランスがくずれていることがわかっています。栄養バランスを整え、エネルギーのとりすぎを防ぐためにも、単品の食事ではなく、主食、主菜、副菜、汁物がそろった定食スタイルの食事にするといいでしょう。ここではお勧めの主食を紹介します。【解説】功刀浩(国立精神・神経医療研究センター神経研究所)
更新: 2019-04-25 18:00:00
ストレスに強くなり、うつを防ぎ・治す食事とは、特別なものがあるわけではありません。あたりまえのことですが、栄養バランスのよい食事を1日3食きちんと食べることです。ただし、いくつかのポイントがあるのも事実です。【解説】功刀浩(国立精神・神経医療研究センター神経研究所)
更新: 2019-04-24 18:00:00
βグルカンの精製をさらに進めたところ、それまでとはまったく別の物質を発見しました。これが「MXフラクション」で、今のところマイタケからしか発見されていない成分です。【解説】難波宏彰(神戸薬科大学名誉教授・鹿児島大学大学院医歯学総合研究科客員教授)
更新: 2019-04-23 18:00:00
骨盤底筋を鍛えるための体操は、現在多くの医療機関で推奨されています。しかし、やり方をプリントされた紙を渡されるだけなど、わかりずらく続けにくい場合がほとんどです。そこでお勧めしたいのが、おしぼり状に巻いたタオルを使った「骨盤タオル体操」です。【解説】成島雅博(名鉄病院泌尿器科部長)
更新: 2019-04-22 18:00:00

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt