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【新型コロナ対策】次亜塩素酸ナトリウム(0.1%溶液)の作り方

【新型コロナ対策】次亜塩素酸ナトリウム(0.1%溶液)の作り方

新型コロナウイルスには、まだ特効薬やワクチンはなく、感染しないための予防法を徹底することが重要です。自分一人ひとりができる感染症対策のポイントをチェックしてみましょう。

解説者のプロフィール

藤田紘一郎(ふじた・こういちろう)
東京医科歯科大学名誉教授。医学博士。専門は感染症学、免疫学、アレルギー学。東京医科歯科大学医学部卒業。東京大学医学系大学院修了。金沢医科大学教授、長崎大学医学部教授、東京医科歯科大学大学院教授を歴任。長年にわたり腸内細菌の研究に取り組む。著書は『元気なままで長生きしたければ「腸にいいこと」だけをやりなさい!』 (扶桑社文庫)など多数。

消毒用アルコールを使うときは?

消毒用アルコールでウイルスを殺傷する

消毒用アルコール(濃度70%)は、新型コロナウイルスにも有効であると考えられています。せっけんの界面活性剤と同様に、コロナウイルスが包まれているエンベロープという脂の膜を壊し、ウイルスを殺傷する力があるためです。

最近では、公共機関や大きなスーパーなどの出入口に、消毒用アルコールのポンプが置かれています。手洗いができないときは、こちらを利用してもいいでしょう。
ポンプタイプの手の消毒の際のポイントは、アルコールの量です。ポンプを最後まで押し下げ、十分な量を手にとります。アルコールが乾くまでの間、少なくとも10秒以上こすりましょう。

両手の手のひら全体、手の甲全体にすり込み、指の間や、親指、手首まで、しっかりと手になじませてください。
アルコールがジェル状の場合、1回に出る分量が少ないこともありますが、数回押して、量を調節しましょう。
手洗いとアルコール消毒を併用したいという方もいらっしゃるでしょう。そういう場合、まず、手洗いを行い、タオルなどで水気をよく拭き取ってから、アルコール消毒を行うと除菌効果が高まるでしょう。

すぐに手洗いができないときには、市販の除菌シートを使う方法もあります。
除菌シートといっても、いくつか種類があります。アルコールタイプのもの、ノンアルコールタイプのもの、除菌表示のないウェットティッシュなどです。
除菌効果の点では、アルコールタイプのものがいちばん勧められますが、それ以外のタイプのものでも、手を拭くことで、ウイルスの量を減らす効果は期待できます。

ポンプを下まで押し下げて十分な量を手に取り、10秒以上こすること

手で目や鼻、口を触らない

ウイルスが付着している恐れのある場所としては、電車のつり革、人の出入りの多い場所の手すりやドアノブ、カウンターやテーブル、トイレまわりの物、部屋のスイッチなどが挙げられます。
それらに手が触れると、ウイルスが手に付着し、接触感染のリスクが高まります。しっかり手洗いをするまでは、極力、手で口や鼻、目などに触れないよう心がけてください。
マスクは、この点でも役立ちます。マスクを装着して外出することで、自分の鼻や口に触れる回数を自然に減らすことができます。

手にウイルスが付着している可能性があるので食べる前には必ず手洗いを

ドアノブやテーブルには次亜塩素酸ナトリウムを

WHOの報告では、感染者から飛散したウイルスは数時間物体の表面に付着したまま生き残る可能性があるとされています。人の手がよく触れるドアノブやテーブル、水道の蛇口など物の表面を消毒して清潔にしておくと、感染予防に役立ちます。
厚生労働省のホームページでは、「物の表面の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(0・1%溶液)が有効であることがわかっている」と紹介されています。
次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は、市販品もありますが、自分で作ることもできます。
原液濃度5~6%の塩素系漂白剤を希釈して使う場合、500㎖のペットボトル1本の水に対して、原液10㎖(ペットボトルのキャップ2杯)を入れます。
できた消毒液はペーパータオルなどに含ませて拭き、自然乾燥させます。
使用の際は十分換気してください。漂白作用があるので、使用前に、消毒する素材を必ず確認します。また、人の手の消毒には絶対使わないでください。

なお、本稿は2020年2月19日時点の情報であり『新型コロナウイルス肺炎、インフルから身を守れ!』(マキノ出版)から一部を抜粋・加筆して掲載しています。詳細は下記のリンクよりご確認ください。

『新型コロナウイルス肺炎、インフルから身を守れ!』(マキノ出版)

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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