【医師監修】坐骨神経痛の症状が改善した「AKAー博田法」とは

【医師監修】坐骨神経痛の症状が改善した「AKAー博田法」とは

椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛と診断され手術を受けましたが、術後も痛みが続きました。片田重彦先生に診ていただき、お陰で30年ぶりに腰の軽さを感じています。【体験談】眞木 健(医学ジャーナリスト)


【解説記事】原因不明の腰痛や坐骨神経痛を治す「AKAー博田法」

椎間板ヘルニアの手術を受けたが……

「AKAー博田法」は、これまで注目されていなかった仙腸関節に腰痛の原因がある、ととらえた画期的な治療法です。
 今回、そのAKAー博田法の指導医で、日本AKA医学会理事長の片田重彦先生を尋ね、実際にAKAー博田法の治療を体験してきました。

 まず最初に、私の腰痛歴をお話ししましょう。
 学生時代に競技スキーをやっていましたが、それほど上手ではない私は、練習や大会でよく転んでいました。それが影響したのでしょうか、20代から常に腰の重だるさを感じるようになったのです。ギックリ腰をくり返すようになり、腰の痛み方が、鈍痛から、ピリピリとした痛みに変わってきました。

 そこで、きちんと検査をしたところ、椎間板ヘルニア(背骨を構成する椎骨と椎骨の間にある椎間板が飛び出した状態)による坐骨神経痛と診断され、「早く痛みから逃れたい」との思いから手術を受けました。35歳のころです。  
 手術後は、ピリピリした痛みはなくなりましたが、相変わらず鈍痛は続きました。このまま、うまくつきあっていくしかない、とどうにかだましだまし過ごしてきたのです。

 ところが3年ほど前から、「ピリピリ」が再発したのです。同時に、道の平坦なところでも10分、上り坂では、ものの1分も歩くと、お尻や太ももの裏側やふくらはぎが張ってきます。その場で立ち止まったり、どこかに腰掛けたりしなければ、歩けなくなったのです。
 しかし、我慢できない痛みではありません。休み休みなら歩けるので、今は、外出時は早めに家を出るようにしています。

 以上が、私の30年に及ぶ腰痛歴と現在の状態です。
 片田先生にも、発症時期や痛みの程度、症状の出方などを話し、診察が始まりました。

 まず、立った状態で前屈、後屈、側屈をして、痛みが出る位置を見てもらいます。前屈ではどこまで曲げられるか、側屈では動きの左右差も診断の目安になります。それが終わると、ベッドにあおむけになり、股関節の異変がないか、左右の足上げテスト(SLR)、屈曲テストを行います。
 私の場合、足上げテストの途中で、お尻の横側が張るのを感じました。左側に比べ右側の仙腸関節の動きが悪く、関節に「あそび」がなくなっていると診断されたのです。

30年ぶりに腰が軽くなった!

 治療はまず、体の右側を上にして、ベッドに横になります。すると先生が、私の腸骨と仙骨に手を触れ、指で、上下左右に「ぐーっ」と押して動かします。その動かし方は非常に微小ですが、治療を受けている私には、はっきりと骨(関節)が動くのがわかりました。

 とても不思議な感覚でしたが、痛みはまったくなく、むしろ心地よい解放感のようなものがありました。
 今度は体を反転して、左側の治療を行います。そしてもう一度、右側を治療して終了。治療後は、改善の度合いを調べるテストを行いました。ここまでで5~6分でしょうか。

 治療直後に感じたのは、まず「立ちやすさ」です。腰の痛みのため、足に体重がうまく乗らない日々でしたが、足の裏全体で地面を踏みしめる感覚が戻ったのです。痛みも和らいでいることを感じました。

 3日後、外出をしてみたところ、平坦な道では休まずに歩けるまでに改善しました。いつもは、4回は休憩を挟まなければ上れなかった坂も、1回の休憩で上れるようになっています。
 現在は、30年ぶりに腰の軽さを感じているところです。これからも定期的に片田先生の病院に通い、治療を受けようと思っています。

これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに掲載しています。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

これらの記事にある情報は、効能や効果を保証するものではありません。専門家による監修のもと、安全性には十分に配慮していますが、万が一体調に合わないと感じた場合は、すぐに中止してください。

この健康情報のエディター

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