白湯を飲み始めて便秘知らずに!
私は企業の健康管理室で働く保健師です。社員のかたがたへの健康指導のほか、心身の悩み事の相談にも応じます。
そうした中でよく見られるのが、いつも体調が優れないかたたちです。「病気の治療が終わって復職したのに具合が悪い」「通院していても改善しない」「原因はわからないけれどだるい」とお話しになるかたが後を絶ちません。いつしか「治療法が根本的に違うのかもしれない」と思うようになりました。
こうして、いろいろな勉強会に参加しているうちに出会ったのが、蓮村誠先生でした。自然に歩み寄って暮らすインドの伝承医学、アーユルヴェーダに、私が求めているものがあるように感じられて、それから5年間勉強を続けています。
勉強を始めて私自身も最初に実行したのが、白湯を飲むことでした。
その効果はすぐに実感できました。排便の状態が変わったのです。
私はどちらかというと便秘で、排便習慣が不規則でした。便通が毎日あるわけではなく、出る時間も朝だったり夜だったり、また便もまるでウサギの糞のようにコロコロだったり、ときには重くてべっとりした便がたくさん出て、1回では流し切れなかったり、という状態でした。
ところが白湯を飲み続けていると、定期的に便が出るようになりました。現在は便秘知らずで、毎朝、必ず出ています。

気がつけばまったくカゼを引いていなかった

そして、カゼも引かなくなりました。
例年、季節の変わり目には必ずといっていいほど、ひどいのどのカゼを引いていたのに、気がつけばまったくカゼを引いていなかったのです。
このように白湯の効果を体感できたので、健康管理室を訪れるかたたちにも勧めるようになりました。体調の悪さを訴える女性の多くが便秘であることも、白湯を勧める大きな理由です。便秘のかたには、白湯にひとつまみの岩塩と、搾ったレモン汁3〜4滴を入れて飲むこともお勧めしています。
また、気分が沈みがちでうつ傾向にある場合も、消化力が落ちているので、腸の働きをよくする白湯が効果を現します。
実行してくれたかたたちの反応は上々で、「お通じがよくなった」「体の中が温かくなった」「飲むとホッとする」などの報告をいただいています。多くのかたに喜んでいただいて、私もうれしく感じています。
腸内の古い便も排泄される(マハリシ南青山プライムクリニック院長 蓮村 誠)
白湯を飲み始めて大量の便が出ることも、珍しくありません。ふだん便通があっても、腸内の便がすべて出ていることは少なく、多くの人は古い便がたくさん残っているのです。
白湯を飲むだけでも消化力が高まり、便が排泄されやすくなりますが、岩塩とレモンを入れると効果がさらに高まります。特に便がコロコロタイプの人に効果が高く、即効性があります。