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【保健師】白湯を飲んだら便秘が治った!うつにも効果あり

【保健師】白湯を飲んだら便秘が治った!うつにも効果あり

企業の保健師として勤務している私が、5年間続けているインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を勉強する中で最初に実行したのが『白湯』です。その効果はすぐに実感できました。飲み続けていると、定期的に便が出るようになりました。現在は便秘知らずで、毎朝、必ず出ています。【体験談】山﨑由美子さん(48歳・保健師・東京都)

白湯を飲み始めて便秘知らずに!

 私は企業の健康管理室で働く保健師です。社員のかたがたへの健康指導のほか、心身の悩み事の相談にも応じます。

 そうした中でよく見られるのが、いつも体調が優れないかたたちです。「病気の治療が終わって復職したのに具合が悪い」「通院していても改善しない」「原因はわからないけれどだるい」とお話しになるかたが後を絶ちません。いつしか「治療法が根本的に違うのかもしれない」と思うようになりました。

 こうして、いろいろな勉強会に参加しているうちに出会ったのが、蓮村誠先生でした。自然に歩み寄って暮らすインドの伝承医学、アーユルヴェーダに、私が求めているものがあるように感じられて、それから5年間勉強を続けています。

 勉強を始めて私自身も最初に実行したのが、白湯を飲むことでした。

 その効果はすぐに実感できました。排便の状態が変わったのです。
 私はどちらかというと便秘で、排便習慣が不規則でした。便通が毎日あるわけではなく、出る時間も朝だったり夜だったり、また便もまるでウサギの糞のようにコロコロだったり、ときには重くてべっとりした便がたくさん出て、1回では流し切れなかったり、という状態でした。

 ところが白湯を飲み続けていると、定期的に便が出るようになりました。現在は便秘知らずで、毎朝、必ず出ています。

気がつけばまったくカゼを引いていなかった

 そして、カゼも引かなくなりました。

 例年、季節の変わり目には必ずといっていいほど、ひどいのどのカゼを引いていたのに、気がつけばまったくカゼを引いていなかったのです。

 このように白湯の効果を体感できたので、健康管理室を訪れるかたたちにも勧めるようになりました。体調の悪さを訴える女性の多くが便秘であることも、白湯を勧める大きな理由です。便秘のかたには、白湯にひとつまみの岩塩と、搾ったレモン汁3〜4滴を入れて飲むこともお勧めしています。

 また、気分が沈みがちでうつ傾向にある場合も、消化力が落ちているので、腸の働きをよくする白湯が効果を現します。

 実行してくれたかたたちの反応は上々で、「お通じがよくなった」「体の中が温かくなった」「飲むとホッとする」などの報告をいただいています。多くのかたに喜んでいただいて、私もうれしく感じています。

腸内の古い便も排泄される(マハリシ南青山プライムクリニック院長  蓮村 誠)

 白湯を飲み始めて大量の便が出ることも、珍しくありません。ふだん便通があっても、腸内の便がすべて出ていることは少なく、多くの人は古い便がたくさん残っているのです。

 白湯を飲むだけでも消化力が高まり、便が排泄されやすくなりますが、岩塩とレモンを入れると効果がさらに高まります。特に便がコロコロタイプの人に効果が高く、即効性があります。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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