MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
【膝の痛み】曲げると痛い!を解消する 鎮痛効果と温熱効果の健康法はコレ

【膝の痛み】曲げると痛い!を解消する 鎮痛効果と温熱効果の健康法はコレ

加齢とともに増える症状で、最も多くの人を悩ませている一つが、ひざの痛みです。長く歩くと痛む、階段の上り下りがつらいなどが主な症状で、つらい上に生活するのにも不便を強いられるため、お困りの人が少なくありません。そんな人に、ぜひお勧めしたいのが「ショウガ風呂」です。【解説】石原新菜(イシハラクリニック副院長)

痛みの緩和には温めることが重要

 加齢とともに増える症状で、最も多くの人を悩ませている一つが、ひざの痛みです。
長く歩くと痛む、階段の上り下りがつらいなどが主な症状で、つらい上に生活するのにも不便を強いられるため、お困りの人が少なくありません。
 そんな人に、ぜひお勧めしたいのが「ショウガ風呂」です。
ショウガには、多くの薬効成分が含まれています。なかでも、特有の辛味のもとであるジンゲロンやジンゲロール、ショウガオール、カプサイシンには、体を温める強力な作用や痛みを鎮める作用があります。

 痛みの緩和には、温めて血行を促すことが重要です。血行が悪いと、体は血管を広げて血流を促す物質「プロスタグランジン」を出します。プロスタグランジンには、痛みを引き起こす作用もあるため、血行が悪いと体の反応として痛みが起こるのです。
 そんなときショウガ風呂に入ると、お風呂の温熱作用に加えて、前述したショウガの成分が皮膚から吸収されて、非常に高い温熱効果や保温効果が得られます。すると、血流がよくなり、痛みが治まるのです。
 ショウガ風呂を習慣にすることで、がんこなひざの痛みもかなり軽減されていきます。
実際、当クリニックに来院する患者さんにも、「ショウガ風呂でひざ痛がらくになった」という例がたくさんあります。

 ショウガには、鎮痛薬として有名なアスピリンの8割程度の鎮痛効果があることがわかっています。また、ガンの末期のひどい痛みでも、ショウガで和らぐことが報告されています。それほど優れた鎮痛効果を持つだけに、ショウガはひざの痛みにも高い効果を発揮するのです。

ショウガ風呂のやり方

腰痛や関節痛にも著効

 ひざの痛みの基盤には、多くの場合、加齢とともにひざが変形して起こる変形性ひざ関節症があります。
 この場合、変形したひざ関節をショウガ風呂で治すことはできませんが、痛み自体を和らげるのには大変有効です。

 89歳のHさん(女性)は、ひざの痛みとともに、足の指の付け根が痛いとお困りでした。
そこで、ショウガ風呂をお勧めしたところ、毎日ショウガ風呂に入るとともに、朝と晩にショウガ足浴をされたそうです。
おかげで、2週間でひざや足の指の付け根の痛みが取れ、おまけに5回あった夜中の頻尿が2回に収まるようになったと、大喜びされていました。

 なお、皮膚が弱い人はまれにショウガ風呂でかぶれたり、ヒリヒリ感じたりすることがあります。ご心配の場合は、ショウガの量を加減して使うか、または、ショウガの搾り汁を腕の内側に塗って15分置くパッチテストを行い、異常がないかどうか確かめてください。

 ショウガ風呂は、ひざ痛だけではなく、腰痛やそのほかの関節痛、生理痛、冷えによる腹痛などにも非常に有効です。
 また、お風呂に入れないときは、ショウガ足浴だけでも効果があります。洗面器に42℃くらいの熱めのお湯をはり、すりおろしたショウガ一片をガーゼにくるんで輪ゴムで留め、洗面器に入れます。この洗面器に両足を足首まで入れ、10分ほどつかると体全体が温まります。

 ショウガは、食べれば体の内側から体を温め、お風呂に入れれば体の外側から体を温めてくれる優れた食品です。私も毎日必ずショウガをたっぷり取って日々の健康に役立てています。ぜひ、ご活用ください。

解説者のプロフィール

石原新菜(いしはら・にいな)
帝京大学医学部卒業後、大学病院での研修を経て、現在、自然医学の泰斗で医学博士の父、石原結實氏が院長を務めるイシハラクリニックで診療を行う。
近著に『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム)がベストセラーに。

●石原新菜 オフィシャルサイト​
https://www.ninaishihara.com/

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
慢性的なひざ痛の原因はさまざまですが、なかなか完治しにくい上、少し無理をすると痛みがぶり返すので、かなり厄介です。今回ご紹介する「ひざと足の裏の温冷・温温湿布」は、慢性的なひざ痛に対して、自宅で簡単に痛みを解消することができる方法です。【解説】岡田明三(神宮前鍼療所院長)
更新: 2019-05-18 18:00:00
変形性股関節症のため左右の股関節を手術で人工関節に換えています。手術後は痛みが消え生活に支障はありませんでしたが1~2年ほど前、違和感を感じるようになりました。長く歩くと左の股関節の外側が突っ張るような不快な感じがしたのです。しかし、この不快感も43円療法をすれば消えるのです。【体験談】井上亜紀子(仮名・無職・78歳)
更新: 2019-03-27 18:00:00
夫は脳梗塞を患って以来、家にこもりがちでしたが、43円療法を試したところ、その場でぼんやりとしていた目が輝き始めました。最初は渋っていた夫でしたが、体の軽さを自覚したようで、先日は、通院の帰りに、夫と二人でスーパーへ寄り道もしてきました。きっと体と気持ちにゆとりができたのでしょう。【体験談】坂本環(仮名・主婦・76歳)
更新: 2019-03-09 18:00:00
私は、へそさすりをする時間を特に決めていません。思いついたときに1日2~3回、それぞれ5分ほどやっています。それまでは、足を着くと「痛い!」と感じていましたが、その痛みが弱くなってきたのです。また、両ひざのあちこちに移っていた痛みも、発症する頻度が減ってきました。【体験談】朝倉米子(主婦・79歳)
更新: 2019-02-25 18:00:00
15秒ですらきつかった姿勢の維持も、1分以上維持できるようになりました。徐々に、しかし確実に、体は変わっていきました。腰痛はすっかり消え、右ひざの痛みもいつの間にか消えていたのです。おなかの冷えからくる腰痛もなくなりました。【体験談】朝倉啓貴(派遣インストラクター・49歳)
更新: 2018-12-11 18:00:00
最新記事
これまで、疲労が起きるのは、「エネルギーがなくなるから」「疲労物質が筋肉にたまるから」と考えられてきました。しかし、最新の研究によって、疲労が起きるほんとうの理由は、「自律神経の中枢である、脳がサビつくから」ということが、わかっています。【解説】梶本修身(東京疲労・睡眠クリニック院長)
更新: 2019-05-23 18:00:00
私は、これまで40年以上、タマネギをはじめとする、ネギ属の機能性成分を研究してきました。そこでタマネギには、確かに血液をサラサラにする働きがあるということが明らかになったのです。【解説】西村弘行(北翔大学・北翔大学短期大学部学長/東海大学名誉教授)
更新: 2019-05-22 18:00:00
見たいものにピントを合わせる「目の調節力」は25歳を過ぎる頃からどんどん低下し、30代後半から近くが見えづらくなる老眼になってきます。目の疲れや調節力の低下を改善するためにお勧めなのが、目の周囲を温める「温熱療法」です。私は、温熱療法の効果を多くの実験で確認しています。【解説】高橋洋子(みたにアイクリニック院長)
更新: 2019-05-21 18:00:00
「脊柱管狭窄症」「椎間板ヘルニア」などの改善のために行われる従来の脊椎手術は体への負担が大きく、後遺症が生じることもあります。そうした中、後遺症をほとんど残さない、新たな手術法が注目されています。【解説】白石健(東京歯科大学市川総合病院整形外科教授)【取材】山本太郎(医療ジャーナリスト)
更新: 2019-05-20 18:00:00
頭痛、肩こり、腰痛、生理痛、耳鳴り、めまい、うつ、眼瞼けいれん、味覚障害、高血圧、逆流性食道炎──。一見、脈絡なく感じられるこれらの症状は、実は「食いしばり」が元凶となって起こっているという共通点があります。患者さんたちに、私は「10秒、口を開けるくせをつけてください」とアドバイスをしています。【解説】吉野敏明(誠敬会クリニック銀座院長)
更新: 2019-05-19 18:00:00

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt