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【血管を強くする食べ物】専門医が海藻、豆腐、モロヘイヤをすすめる理由

【血管を強くする食べ物】専門医が海藻、豆腐、モロヘイヤをすすめる理由

強い血管を作るには、食事にもひと工夫が必要です。内皮細胞を元気にする食事法をご紹介します。【解説】島田和幸(地方独立行政法人新小山市民病院院長)

解説者のプロフィール

島田和幸
1973年、東京大学医学部卒業。同大学第三内科、米国タフツ大学、ニューイングランド・メディカルセンター、高知医科大学などを経て、2006年、自治医科大学附属病院院長。2012年より現職。血管病の予防と治療を専門とする循環器内科にて、長年、臨床と教育に携わる。著書に『一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本』(永岡書店)がある。

強い血管をつくる食習慣

 強い血管を作るには、食事にもひと工夫が必要です。内皮細胞を元気にする食事法をご紹介します。

①塩分を減らす

 血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり、内皮細胞も傷ついて働きが低下します。
 内皮細胞を元気にするには、血圧を上げる原因となる塩を控えることが大切です。
 塩を取り過ぎると、塩の主成分であるナトリウムが血液中に増加します。すると、体はナトリウム濃度を下げるために水分量を増やします。心臓は増えた血液を押し出そうと拍動を強めるので、血圧が上昇してしまうのです。

 また、ナトリウムは体組織に入り込む性質があり、増え過ぎると直接細胞を傷つけ、動脈硬化が進行します。
 食塩摂取量の目標値(成人)は、高血圧の人で1日6g未満、高血圧でない人では男性9g、女性7.5g未満です。

攻めの減塩


 減塩を実践する方法には、食塩の摂取量を減らす「攻め」と、体内から塩分を追い出す「守り」があります。

 以下の食品を控えるだけで、余分な塩分を大幅にカットできます。


塩、しょうゆ、ドレッシング、ソースなどの調味料。
干もの、カマボコなどの練り製品。
珍味、漬け物、梅干し、みそ汁などの塩分の強いもの。
ラーメンやうどんなどのめん類は食べる回数を減らし、スープや汁は、半分以上残しましょう。


 うす味料理で、塩分をカットすることも効果的です。

 塩分(ナトリウム)を半分ほどに減らしたしょうゆ、みそ、塩などの減塩調味料を活用し、うす味にします。

 だしを利かせたり、酢、レモン、カレー粉を使ったりすると、うす味でもおいしく食べることができます。

②魚や大豆製品を食べる
 たんぱく質は、内皮細胞の新陳代謝を促します。
 お勧めのたんぱく源は、魚と大豆製品です。

 イワシ、サンマ、サバ、マグロなど青魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)など、動脈硬化を予防する脂肪酸が含まれています。

 納豆や豆腐、豆乳、厚揚げなどの大豆製品は、良質のたんぱく質に富み、コレステロールや中性脂肪を減らす成分や、抗酸化成分も多いので動脈硬化の予防にもつながります。


③野菜をたっぷり食べる
 野菜には、塩分の排出を促すカリウム、動脈硬化を予防するビタミンCやE、ポリフェノールなどの抗酸化成分が豊富に含まれています。

 抗酸化成分に富むトマトやカボチャ、モロヘイヤなどを積極的に取りましょう。

守りの減塩


 ミネラルの一種であるカリウムは、細胞内にたまったナトリウムを、腎臓から尿の中に追い出す働きがあります。

 ・カリウムの多い食品は、野菜、豆、キノコ、イモ類、海藻、果物、魚など。
 干しブドウなどのドライフルーツにも豊富に含まれています。

 ・カルシウムやマグネシウムなどのミネラル、水溶性の食物繊維にも、ナトリウムの排出を促す作用があります。

 ・カルシウムが多い食品は、乳製品、コマツナ、ダイコンの葉、小魚、豆腐など。

 ・マグネシウムが多い食品は、玄米、大豆、納豆、ゴマなど。

 ・食物繊維に富む食品は、ゴボウ、納豆、オートミール、カボチャ、キウイ、海藻、リンゴなどです。

攻めの減塩・守りの減塩の一覧表

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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