【酢生姜の作り方と効能】便秘、冷え症を改善し 血管が若返る"食べ方"はコレ

【酢生姜の作り方と効能】便秘、冷え症を改善し 血管が若返る"食べ方"はコレ

体が冷えると血管が収縮し、全身の血流が悪くなります。その結果、便秘、肌荒れ、頭痛、肩こり、高血圧、糖尿病などを招きます。冷え→血流障害→冷えの悪化という悪循環は老化に拍車をかけます。当院では、冷え取り対策として、酢をショウガに漬けて食べる「酢しょうが」をお勧めしています。【解説】石原新菜(イシハラクリニック副院長)


冷え症を改善する効果、血液・血管の若返り効果、骨の老化を防ぐ効果

 最近は一般の方にも、「冷え(低体温)は万病のもと」ということが広く知られるようになりました。
 体が冷えると血管が収縮し、全身の血流が悪くなります。血流が悪くなると、栄養や酸素といった必要なものは届かず、不要なものが体内にたまります。また、体内に熱が巡らなくなり、冷えがさらに悪化します。

 その結果、内臓の働きが衰え、便秘、肌荒れ、頭痛、肩こりなどの不調や、高血圧、糖尿病などの病気を招きます。
 この、冷え→血流障害→冷えの悪化、という悪循環は、老化に拍車をかけることをご存じでしょうか。
 体が冷えて血流が滞ると、新陳代謝が低下し、老廃物を排泄できなくなったり、細胞の入れ替わりがスムーズに進まなくなったりします。そうなると肌にシミやシワができたり、髪が抜けやすくなったりするなど、老化が進むのです。

 ですから、病気の予防はもちろんのこと、若さを保つためにも、冷えを解消して、血流を整えることが重要です。
 当院では、冷えを取るケアとして、患者さんに「酢ショウガ」をお勧めしています。ショウガと酢の相乗効果で、次のようなさまざまな若返り効果が得られます。

◆血液、血管が若返る
 酢に含まれる酢酸やクエン酸は、血管を拡張して血流を促す働きや、血栓(血液の塊)をできにくくする働き、血中の脂質を抑えて、血液をサラサラにする働きがあります。
 一方、ショウガの辛味成分であるジンゲロールとショウガオールにも、血流を促して体温を上げる働きがあります。ジンゲロールには、血液をサラサラにする働き、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らして、動脈硬化を防ぐ働きもあります。
 血液と血管が若返ることで、全身の細胞が活性化し、健康を取り戻すことができるのです。

◆骨の老化を防ぐ
 中高年の女性に起こりやすい骨粗鬆症(カルシウムの不足によって骨がもろくなる病気)の予防にも、酢ショウガが役立ちます。
 骨は絶えず古くなった骨を壊し、新しい骨を作って生まれ変わっています。加齢により、骨の破壊が形成を上回ってしまうと、骨量が減り、骨が弱くなっていきます。また、閉経後の女性は、骨の形成を促し、骨を丈夫にする女性ホルモンの分泌が減ります。

 酢の酢酸には、カルシウムの吸収を助ける働き、ショウガに多く含まれる亜鉛には女性ホルモンのバランスを整える働きがあります。
 血流がよくなれば、全身の細胞にも栄養や酸素が行き渡り、働きも活発になります。おのずと骨の代謝もよくなり、骨量の減少を抑えるのに役立ちます。

ダイエット効果、抜け毛・薄毛を防ぐ効果、美肌効果

◆体形が若返る
 当クリニックで、生活習慣病の改善を目的に酢ショウガを食べている患者さんは、平均すると2週間で2㎏程度やせています。するっと3~4㎏やせた方も多いのです。
 これは、ショウガの成分で体温が上がってやせやすい体質になる、酢が脂肪や糖の燃焼を促進する、などの理由からです。
 実は、私自身、ショウガで10㎏やせた経験があります。
 まだ研修医だった10年前、慢性的な睡眠不足と乱れきった食生活で、疲労の極地の毎日でした。体は冷え切り、月経が止まり、多汗症、頭痛、肩こり、切れ痔、巨大ニキビ、肌のくすみ、かかとのがガサガサ、そして肥満と、あらゆる不調に悩まされました。
 ショウガを、1日100~150gと積極的にとるかたわら、体を温めるようにし、筋肉を増やすためにジョギングとスクワットも始めました。こうしたケアで10㎏のダイエットに成功し、不調も解消したのです。
 年齢を重ねると、体形がくずれたり体重が増えやすくなったりします。その対策にも酢ショウガはお勧めです。

◆髪が若返る
 髪の老化は、早い人で40代後半から始まります。冷えで頭皮の血流が不足すると、毛根に栄養が届かずに髪が細くなったり、抜けたりするのです。
 酢ショウガをとり、頭皮の血流を増やして、髪の衰えを防ぎましょう。

◆美肌になる
 肌の細胞は、直径わずか1000分の7㎜ほどの毛細血管から栄養、酸素、水分を受け取り、老廃物を排出していま
す。この毛細血管は年齢とともに減少するため、血流障害が加わると、シミやシワ、乾燥肌など肌の老化が進みます。
 酢ショウガで毛細血管の血流を増やせば、肌の代謝もよくなり、シミなども改善できます。

 酢ショウガは私も好きで、冷蔵庫に常備しています。どんな料理にも合いますが、私は「素材にそのままかける」食べ方が好きです。キャベツの千切りにドレッシングとしてかけると、さっぱりおいしく食べられますし、しょうゆや塩などの味付けが不要になるので、減塩にもなります。冷や奴や納豆にも、どっさりかけていただきます。
 健康効果を期待して酢ショウガをとる場合、1日の目安は大さじ2杯ですが、これよりたくさんとっても、基本的には問題ありません。ただし、胃の弱い方の場合は、初めは少量からとってみて、様子を見ることをお勧めします。
 酢ショウガを、健康と若さの維持にぜひお役立てください。

石原新菜
 医師。帝京大学医学部卒業後、大学病院での研修を経て、現在、自然医学の泰斗で医学博士の父、石原結實氏が院長を務めるイシハラクリニックで、漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療にあたっている。『女のキレイは30分で作れる』(マキノ出版)、『酢ショウガで体すっきり!ずっと健康!』(宝島社)など、ショウガや健康に関する著書、監修書多数。テレビやラジオなどのメディアへの登場も多い。

【関連記事】酢生姜の体験談はこちら!

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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