【医師解説】黒ゴマは抜け毛や白髪の改善に効果あり!私は「黒ごま牛乳」を愛飲

【医師解説】黒ゴマは抜け毛や白髪の改善に効果あり!私は「黒ごま牛乳」を愛飲

「黒い食べ物が体にいい」といわれるのは、黒い色素に、ポリフェノールやアントシアニンなどの抗酸化成分が多く含まれているからです。ですので、せっかく食べるのなら、白ゴマよりも黒ゴマをお勧めします。もう一つ、髪のトラブルに悩むかたに特にお勧めしたい食品は、牛乳です。【解説】里見英子(里見英子クリニック院長)


抗酸化作用の強いゴマで髪の老化を予防

 髪は、人の印象を左右する大きな要素の一つです。だからこそ、「抜け毛や白髪をなんとかしたい」と思っている人は多いはず。いつまでも若々しくいたいと願う女性なら、なおさらです。
 とはいえ、髪だけに目を向けていたのでは、髪のトラブルを解決することは難しいでしょう。髪も体の一部です。髪のトラブルは、体の健康状態の一つの現れです。いい換えれば、全身を若々しく健康に保つことが、髪のアンチエイジングにもつながるのです。

 すでに還暦を過ぎた私ですが、周りの人から「実年齢よりも若い」と驚かれることが多く、現在もフサフサで黒々とした健やかな髪を保ち続けています。これは、髪だけでなく、体全体の健康を考え、食事や生活習慣に気を配っているからこそでしょう。
 アンチエイジング効果の高い食品といえば、なんといってもゴマです。ゴマは「小さな丸薬」といわれるほど優れた健康食材で、小さな粒の中に、実に多くの栄養素が含まれています。

 なかでも、セサミンやセサミノールなどの抗酸化成分を総称した「ゴマリグナン」は、老化を助長する活性酸素を除去し、若さを保つことに役立ちます。
 また、豊富に含まれるビタミンEにも強力な抗酸化作用があるほか、ミネラルも多く含まれています。これらは、抜け毛を防いだり、白髪になるのを遅らせたりするなど、髪を若々しく保ってくれます。

「黒い食べ物が体にいい」といわれるのは、黒い色素に、ポリフェノールやアントシアニンなどの抗酸化成分が多く含まれているからです。ですので、せっかく食べるのなら、白ゴマよりも黒ゴマをお勧めします。

 もう一つ、髪のトラブルに悩むかたに特にお勧めしたい食品は、牛乳です。
 牛乳は、「子供が飲む物」というイメージがあるのか、年齢を重ねるほど、飲まなくなる傾向にあるようです。しかし、皮膚の構成成分であるたんぱく質をとることは、とても重要なことです。髪も皮膚の一部です。牛乳は良質なたんぱく質を多く含み、カルシウムも豊富に摂取できるので、骨が弱くなる骨粗鬆症の予防にも役立ちます。

 髪や肌、骨の衰えを感じている年配のかたほど、もっと牛乳を飲んでほしいものです。
 コレステロールが気になるかたや、メタボリックシンドロームのかたは、低脂肪牛乳を利用するとよいでしょう。

手間もかからずに高い相乗効果

 アンチエイジングに役立つゴマと、優れたたんぱく源である牛乳。両者をまとめてとることができる、おいしい飲み物があります。それが今回ご紹介する「黒ゴマドリンク」です。

 体によい食材をそれぞれ個別にとるのももちろんよいのですが、より大きな相乗効果が期待できます。
 なにより、複数の食材を一度にとることができれば、よけいな手間もかかりません。
 黒ゴマドリンクの作り方は、図のとおりです。

 ゴマをするのがめんどうなら、市販のすりゴマでもかまいません。ただ、香りが高くておいしいのは、断然、すりたてです。ゴマすり器を使えば、簡単にすりたてのおいしさが味わえます。甘みが欲しいときは、好みでハチミツを加えてください。
 これを毎日1杯、飲むことをお勧めします。

 私も、この黒ゴマドリンクを毎日欠かさずに飲んでいます。タイミングは、起床後や、小腹がすいたとき、夜寝る前など。牛乳には安眠効果があるので、就寝前に飲むのはお勧めです。
 また、ふだんおやつを食べる習慣のあるかたなら、3時のおやつをお菓子ではなく、黒ゴマドリンクにしてみてはいかがでしょうか。何事も続けることが大切ですから、黒ゴマドリンクを、ぜひ毎日の習慣にしてください。

 なお、髪の健康のためには、頭皮の血行をよくすることも重要です。最近は、頭皮用のマッサージ器などがあるので、そのようなグッズを活用するのも一つの手です。もちろん適度な運動も、血行をよくするのに有効です。
 そして、なによりもふだんの生活をきちんと送ることが重要です。寝ている間には成長ホルモンが分泌され、髪の成長が促されます。よい睡眠をとるためにも毎日、12時前には寝るようにして、早寝早起きを心がけましょう。

 このように、睡眠や、バランスの取れた食生活など、生活全体で健康を考えることが、髪のトラブル対策には不可欠です。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

関連する投稿


【皮膚科医推奨】抜け毛対策のシャンプー法 原因は免疫力低下で若い人に薄毛が急増中

【皮膚科医推奨】抜け毛対策のシャンプー法 原因は免疫力低下で若い人に薄毛が急増中

近年、中高年や高齢者だけでなく、子どもや若い世代にも抜け毛や薄毛に悩む人が増えてきました。大きな原因は、免疫力(病気に抵抗する力)の低下です。そこで私が抜け毛や薄毛対策に患者さんに勧めているのが「きな粉シャンプー」です。【解説】永峯由紀子(永峯クリニック銀座院長)


【更年期障害】骨粗鬆症を防ぐ30代から始める“豆乳”の摂り方

【更年期障害】骨粗鬆症を防ぐ30代から始める“豆乳”の摂り方

年を取れば誰でも白髪や抜け毛、シワ、シミなどの老化の兆しが現れるものです。美意識の高い女性には、鏡を見るのが憂鬱になったと嘆くかたもいるでしょう。「豆乳マヨネーズ」は、そんな人にお勧めの、美しさを取り戻す調味料です。【解説】藤森徹也(オルソクリニック銀座院長)


【脱毛・薄毛の最新治療】自分の血液を使用するPRP療法とは 女性の脱毛症にも効果が期待

【脱毛・薄毛の最新治療】自分の血液を使用するPRP療法とは 女性の脱毛症にも効果が期待

脱毛や薄毛には、さまざまな原因があります。そうした中、自分の血液から抽出した成分を用いることで、脱毛症の種類や性別を問わずに効果が得られる可能性があるという「毛髪再生治療」が注目を集めています。【解説】瀧川恵美(新東京病院 形成外科・美容外科部長)


【体験談】私は「足の裏たたき」で血圧が下がった!不眠が治って抜け毛も改善した

【体験談】私は「足の裏たたき」で血圧が下がった!不眠が治って抜け毛も改善した

47歳のころ、突然カゼのような症状に襲われました。のどが痛くなり、微熱が続いて、すごく汗をかくのです。寝汗もひどくて、Tシャツを一晩に7〜8枚着替えるほどでした。カゼ薬を飲みましたが、全く改善しません。体がだるくて鉛のように重くなり、ものすごく疲れるのに、眠れなくなったのです。【体験談】川上由衣子(仮名・58歳・主婦)


【酢トマトの作り方】柳澤英子さん "やせおか" 流ダイエット 52歳で26kgやせた

【酢トマトの作り方】柳澤英子さん "やせおか" 流ダイエット 52歳で26kgやせた

食欲を我慢したり、カロリー計算をしたりするめんどうなダイエットは続かないことは、身に染みてわかっていました。そして、生み出したのが、カロリーではなく、血糖値を上げる糖質量を抑えることを意識し、代謝をよくする酵素と食物繊維を積極的にとる「やせる食べ方」だったのです。【解説】柳澤英子(料理研究家・編集者)


最新の投稿


【へそさすり体験談】起床時にピリピリ、日中はジーンとする腰痛を「腸」から改善できた

【へそさすり体験談】起床時にピリピリ、日中はジーンとする腰痛を「腸」から改善できた

私が腰の痛みを感じるようになったのは、昨年の暮れからです。どういうわけか、いきなり腰が痛くなったのです。それからは、常に重だるい感覚が腰周辺にありました。【体験談】遠藤裕子(仮名・66歳・理容師)


水虫やカンジダを防ぐ!正しい足の保湿ケアとマッサージ方法

水虫やカンジダを防ぐ!正しい足の保湿ケアとマッサージ方法

皆さんはお風呂から上がったとき、足をしっかり拭いていますか。水分が皮膚に残ったままだと、その水分が蒸発するときに熱を奪い、皮膚が乾燥しやすくなります。また、指の間に水分が残っていると不衛生になり、湿疹ができたり、白癬菌やカンジダなどの感染の温床になったりします。【解説】高山かおる(済生会川口総合病院皮膚科主任部長)


【注目の断食】ミネラルファスティングで腸内環境を改善!月1回でも健康的に痩せる

【注目の断食】ミネラルファスティングで腸内環境を改善!月1回でも健康的に痩せる

ミネラルファスティングは、断食前後や日頃の食事、生活習慣までを含めたトータルパッケージの健康プログラムとなっています。行う前や行った後も穀菜食を続けていれば、60兆個の細胞が正しく働くための環境整備に役立ち、ひいては「腸の掃除力」も高まっていくわけです。【解説】山田豊文(杏林予防医学研究所所長)


ハチミツのダイエット効果は「夜」寝る一時間前に飲んで17kgやせた!

ハチミツのダイエット効果は「夜」寝る一時間前に飲んで17kgやせた!

「どうにかしなければ!」10年前、私は人生で最大の「85.6kg」という体重になってしまい、焦りました(身長は173cm)。始めて半年くらいは、ほとんど体重が変わりませんでした。ところがその後は、毎晩、寝ている間に、必ず0.5~0.7kg減るようになったのです。【体験談】芳賀靖史(翻訳家・58歳)


厚い爪・白い爪は水虫の可能性!爪白癬の治療法と予防について皮膚科医が解説

厚い爪・白い爪は水虫の可能性!爪白癬の治療法と予防について皮膚科医が解説

爪白癬は、中高年を中心に日本人の10人に1人はかかるポピュラーな病気です。単独で生じることもありますが、多くは足の水虫と合併します。白癬菌は、高温多湿な環境で繁殖します。気温と湿度が上がる今の時期は、通気性のいい靴下をはくなどして、足の風通しをよくしましょう。【解説】野田真史(池袋駅前のだ皮膚科 )