
朝食の最後にヨーグルトに入れて15粒食べる
私が『安心』で「干しブドウ酢」のことを知ったのは、4ヵ月ほど前です。記事には「目によい」と書かれており、ここに興味を持ちました。
現在70歳の義母は、2年ほど前から、主に左目が結膜炎のように赤くなり、目ヤニが出て、ひどいときには目を開けていられないくらいの痛みを訴えていました。
頻繁に病院に通い、何種類もの目薬を試しましたが、一度よくなっても、すぐに症状がぶり返します。義母は「こんな状態で生きていくのはイヤだ」と絶望していました。
そのうち、霧がかかったように視界が白くなり、見えにくいといった症状も現れてきました。医師によると、これは40代のころにかかった角膜ヘルペスの後遺症とのこと。飲み薬を処方されましたが、やはりよくなるのは一時的で、何度も同じ症状をくり返していたのです。
このような状態の義母の目が、少しでも改善されればと思った私は、干しブドウ酢を作ってみることにしました。
作り方は、120gの干しブドウに、ハチミツ大さじ2杯、ブドウが浸る程度のリンゴ酢を加えて、1日おくだけです。
私と義母は、50gのヨーグルトに干しブドウ酢を15粒くらいのせて、毎日朝食の最後にデザート感覚で食べています。
干しブドウ酢は甘味が強いので、ヨーグルトは無糖のプレーンタイプを選ぶようにしています。
1ヵ月で効果が!
干しブドウ酢を食べるようになって、まず私に変化がありました。1ヵ月ほどたった頃から便通がよくなりました。今までも便秘に悩んでいたわけではありませんが、いきまなくてもスルッと便が出るようになり、今までにないスッキリ感があるのです。
排便の時間帯も、以前は朝出たり、夜出たりと不定期だったのが、毎朝決まった時間に出るようになりました。
また、30代のころから医師に貧血を指摘され、ヘモグロビンが8・9g/㎗しかなかったのが(女性は12g/㎗以下だと貧血)、干しブドウ酢を食べ始めた直後の検査では13・5g/㎗に改善していました。
その影響なのか、1ヵ月に1回くらいの頻度で起こっていた吐き気を伴う片頭痛も、ここ数ヵ月出ていません。
因果関係はわかりませんが、私自身の実感として、干しブドウ酢がいい影響を及ぼしているのではないかと思っています。
義母の眼科通いが 激減した
期待していた義母の目の症状はというと、こちらも劇的な改善が得られました。
干しブドウ酢を食べて1ヵ月くらいたったころ、目の違和感がなくなってきたと言うのです。それまで出ていた赤みや痛みがひいてきて、どうやら炎症が治まったようです。義母は「本当に不思議だ」と首をひねっていました。
それからは、白くモヤがかかって見えにくくなることもなくなったようです。今までは2〜3日に1回眼科に通っていたのが、干しブドウ酢を食べ始めてからの4ヵ月間は一度も眼科に行っていないそうです。
「お先真っ暗だったところから救われて、こんなにありがたいことはない」と、とても喜んでいます。
また、私と同じく、便通もよくなったと言っています。義母は便秘がひどくて、1週間くらい出ないこともありました。薬の世話になることもあったようです。でも、今は2日に1回は出ていて、薬も飲まずに快適に過ごせているようです。
干しブドウ酢は簡単に作れておいしいうえに、私と義母の体調をここまでよくしてくれました。今後も長く食べ続けていこうと思っています。
免疫機能向上と制菌 作用で結膜炎が改善(西台クリニック理事長・済陽高穂)
干しブドウ酢は、腸の環境を、腸内細菌の悪玉菌が繁殖しやすいアルカリ性から、善玉菌が繁殖しやすい酸性にするために役立ちます。田中さんの便通がよくなったのは、その結果と思われます。ヨーグルトとともにとることで、その効果がより高まったと考えられます。
腸には免疫器官が多く存在するので、腸の働きが活発になれば免疫機能が向上します。
また、干しブドウ酢の成分である抗酸化作用も、免疫機能の向上に役立ちます。血液中に酸化した悪玉コレステロールが増えると、その除去のために免疫細胞が使われ、細菌やウイルスに対して手薄になってしまいます。しかし、干しブドウ酢で酸化を防げば、免疫細胞が本来の働きをしやすくなるのです。
さらに、レスベラトロール、アントシアニンの抗酸化物質は、血液脳関門を通過する性質をもち、網膜機能の改善が期待できます。酢にも、細菌を抑える制菌作用があることが知られており、これらの相互作用で免疫機能が高まった結果、田中さんのお義母さんの結膜炎の症状が改善できたのでしょう。干しブドウ酢には鉄分も豊富で、貧血対策にも最適です。これからもぜひお続けください。
干しブドウ酢