【緑内障】眼圧を下げる効果的な食べ物 黄斑変性が改善した例も「煮干しスープ」の作り方 

【緑内障】眼圧を下げる効果的な食べ物 黄斑変性が改善した例も「煮干しスープ」の作り方 

緑内障に対し、私は生活改善を軸にする治療で成果をあげています。中でも重要なのが食事指導ですが、その一環として、あるスープをお勧めしています。それは「煮干しスープ」です。煮干し(粉末)を使って簡単に作れるスープで、緑内障の悪化防止や回復促進に役立ちます。【解説】山口康三(回生眼科院長)


緑内障を改善する食事は「少食」が基本

 緑内障に対し、私は生活改善を軸にする治療で成果をあげています。中でも重要なのが食事指導ですが、その一環として、あるスープをお勧めしています。
 それは「煮干しスープ」です。煮干し(粉末)を使って簡単に作れるスープで、緑内障の悪化防止や回復促進に役立ちます。

 煮干しスープをお勧めする理由は「ミネラル」にあります。
 日本人の食事は、近年、深刻なミネラル不足に陥っています。ミネラルの豊富な野菜、海藻、魚貝類などの摂取自体が減っているうえ、食品そのものに含まれるミネラルもどんどん減っているからです。

 とりたての野菜や自然食品店で売られている食材など、質のいい食品は別ですが、コンビニやスーパーで売られている弁当や惣菜、半調理品、インスタント食品は、ミネラルが失われています。
 体内では、絶えずおびただしい数の化学反応が起こって生体活動を支えていますが、その多くに欠かせないのがミネラルです。
 ミネラル不足の食事を続けていると、体調が悪くなるのはもちろん、過食もしやすくなります。体に必要なミネラルを満たすため、体は多くの食事量を欲するからです。

 緑内障を改善するための食事は、「少食」が基本です。しかし、質の悪い食事をしている人が、そのまま食べる量だけを減らすと、かえって体に負担になります。
 少食を実行するには、まずじゅうぶんなミネラルをとることから始めなければなりません。そのために最適なのが煮干しスープなのです。

緑内障を改善する「煮干しスープ」の作り方

 煮干しスープの作り方は、たいへん簡単です。

 煮干しやコンブ粉末が入手しにくい場合や、これでも面倒という人は、「天然だしパック」を煮出して作るのでもけっこうです。ただし、自然食品店などで売られている良質な素材のパックに限ります。
 こうして作った煮干しスープを、毎日、飲めるときに飲んでください。ミネラルの摂取量が格段に増え、体調がよくなってくるでしょう。

 それとともに、間食や夜食、コンビニ食、甘いもの、あぶら物などをやめて野菜や海藻を増やしましょう。さらに、玄米食にできればベストです。
 食事の質が上がったところで、1食の量を腹八分目にし、それができたら朝食を抜きます。

 このとき、朝食代わりに煮干しスープを飲むのもよい方法です。夕食で食べ過ぎないように気をつけ、全体的に質のよい食事をとりながら少食にします。これができると、眼圧が下がりやすくなり、緑内障の改善が促されます。

薬で下がらなかった眼圧が劇的に改善

 例を挙げましょう。

 ある緑内障の患者さん(50歳・男性)は、眼圧が39㎜Hg(正常値は10~21㎜Hg)になり、4種類の薬を使っても下がらず、緑内障の悪化が危ぶまれる状態でした。
 そこで、毎日、煮干しスープを飲み、少食を心がけたところ、半年で眼圧が10㎜Hgまで下がったのです。緑内障の悪化が防げて、視力も上がり、ホッと安堵されています。

 煮干しスープは、加齢黄斑変性にも役立ちます。
 ある患者さん(72歳・男性)は、右目の加齢黄斑変性がひどくなり、1・2だった視力が0・01まで落ちました。
 そこで、煮干しスープを飲みながら食事改善をしたところ、3カ月で病状が改善して視力は0・8に上がりました。
 全身の体調が悪いまま、緑内障や加齢黄斑変性といった目の病気だけがよくなっていくことはあり得ません。真の眼病治療には、食生活の改善が必須です。それを強力にサポートしてくれるのが煮干しスープなのです。

 食事の改善とともに、1日に1万3000歩のウォーキングや、夜9時に就寝することなども行えば、さらに効果的です。
 慣れるまでは少し大変かもしれませんが、本気で目の治療に取り組めば結果はついてくるので、ぜひやってみてください。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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