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【がんこな便秘】弛緩性便秘の解消にすぐ効く「大根スープ」体臭、加齢臭も効果

【がんこな便秘】弛緩性便秘の解消にすぐ効く「大根スープ」体臭、加齢臭も効果

今回ご紹介するマクロビレシピは2つの大根スープです。1つが、大根ニンジンスープです。マクロビでは、大根には腸の働きを整え、脂肪を溶かす働きがあるとされ、弛緩性便秘に即効性があります。もう1つが、切り干し大根スープです。ダイエットや花粉症、加齢臭に効果があります。【解説】中美恵(マクロビオティック料理研究家)

花粉症や生理痛が 改善し美肌に変身

 マクロビ(マクロビオティック、日本の伝統食が基本の玄米を中心とした食事法)に出会うまで、私は長年、花粉症など、さまざまな体調不良に苦しんできました。

 35歳のとき、20年も続いたひどい花粉症が、マクロビの食事に変えたところ、たった半年で改善されたのです。さらに、ひどかった生理痛も軽くなり、生理前のイライラやうつ状態からも解放されたのです。
 肌も変わりました。マクロビを知る前は、シミが多くてゴワゴワしていた肌が、シミが薄くなり、もち肌へと変化しています。

 また、以前から悩まされていたむくみが解消し、ピーク時の体重から8㎏へって、現在では46㎏を無理なくキープできています。

 マクロビとの出会いによって、私自身が大きく変わりました。こうした体験をできるだけ多くの皆さんにしていただくため、今回ご紹介したいのが、2つの大根スープです。この2つのスープは、マクロビの世界的権威である久司道夫先生の著書『THEマクロビオティック』(マガジンハウス)のレシピに基づいています。

腕1本分のお通じが!「大根ニンジンスープ」

 まず1つが、大根ニンジンスープです。これは、特に便秘の特効薬といえます。便秘には、いろいろな種類があります。その1つが、腸の引き締める力が衰え、便を送り出す力が弱まることで起こる弛緩性便秘です。
 弛緩性便秘で、腸の働きが悪くなる要因とされるのが、大腸の腸壁に消化吸収されなかった脂肪がこびりつくことです。

 マクロビでは、大根には脂肪を溶かす働きがあるとされています。大根ニンジンスープを飲むと、まず大根が腸壁にこびりついた脂肪を溶かしてくれます。加えて、ニンジン、梅干し、ノリの組み合わせが腸の働きを活性化し、優れた便秘解消効果をもたらしてくれるのです。

 私は、大根ニンジンスープを飲むと、「腕1本分のお通じがありますよ」といっています。こういうと、いかにも誇張しているように感じられるかたも多いと思いますが、決して誇張ではありません。実際私自身も、大根ニンジンスープを飲むことで、そのとおりの経験をしているのです。しかも即効性がありますから、便秘でお悩みのかたはぜひ試してみてください。

大根ニンジンスープの作り方

【材料】(2人分)
大根のすりおろし…大さじ2
ニンジンのすりおろし…大さじ2
焼きノリ…1/2枚 
無添加の梅干し…1/2個
水…1カップ 
しょうゆ…2〜3滴

【作り方】
❶鍋に大根とニンジンを入れて混ぜ、水を加えて弱火でひと煮立ちさせます。
❷梅干しと焼きノリを手でちぎり入れ、2〜3分クツクツ煮て、最後にしょうゆをたらします。

【飲み方・注意点】
・作りたてを飲んでください。
・動物性食品を食べたら、ショウガの搾り汁を加えましょう。

花粉症軽減や、加齢臭対策に「切り干し大根スープ」

 もう1つが、切り干し大根スープです。これは、体の奥にたまっている脂肪を絞り出す効果があるといわれています。このため、切り干し大根スープを飲み、玄米を中心とした食事を実践した結果、10㎏、20㎏やせる人がまれではありません。
 また、マクロビでは、冬の間に体にため込んだ脂肪分を、体外に排出しようとする現象が、花粉症なのだと考えられています。この点から、体にため込んだ脂肪の排出を促す切り干し大根スープは、花粉症の症状を軽減するのにも役立つのです。
 さらに、切り干し大根スープには、体臭を薄くする効果もあり、加齢臭が気になるかたにも勧められます。

切り干し大根スープの作り方


【材料】(2人分)
切り干し大根(乾燥)…40g(1/2カップ程度)
水…2カップ

【作り方】
❶切り干し大根を戻し、みじん切りにする。
❷鍋に①を入れ、戻し汁と合わせて2カップの水を加える。
❸弱火でひと煮立ちさせる(約7分程度)。
❹さらに10分ほど、そのまま弱火でクツクツと煮る。
❺④をこせば、出来上がり。

【飲み方・注意点】
空腹時に、1口ずつかむように飲み、飲んだ後はしばらく食事をとらないのが理想です。
・最初は、2週間続けて飲むのが効果的。その後は、体が飲みたいと感じたら飲みましょう。
・コーヒーカップ一杯(約120㎖)分を、1日1〜2杯飲むのが目安です。
・冷蔵庫で保存できます。その際、必ず切り干し大根は取り除いてください。
・飲むときは、人肌程度に温めましょう。

 今回、マクロビの入門編として、2つのスープをお勧めしたわけですが、マクロビをもっと学びたいかたに、いくつか指針を示しておきましょう。
①1ヵ月に1食でかまいません、肉や魚、乳製品などの動物性食品を抜く日を作ってみましょう。
②塩、しょうゆ、みそなどの調味料を、添加物の使われていない、自然由来のものに替えてみましょう。1度に全部替える必要はありません、1つずつ調味料を替えてみてください。
③家で玄米を炊いてみましょう。玄米を炊いた日は、なるべく動物性食品を食べないように心がけます。
 今回、紹介した2つのスープには、便秘解消やダイエット効果、花粉症改善をはじめとして多くの健康効果が期待できます。この2つのスープを上手に食生活の中に取り入れてください。それが、皆さんのマクロビに親しむきっかけとなることを願っています。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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