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【糖質制限食】血糖値を上げずにお酒を楽しむ お勧め居酒屋メニューはコレ

【糖質制限食】血糖値を上げずにお酒を楽しむ お勧め居酒屋メニューはコレ

糖質制限食では、お酒は飲んでも構いません。アルコールは高カロリーですが、これはエンプティカロリーといって、体内ですぐに燃焼されます。血糖値を上げるのは、カロリーではなく糖質です。アメリカ糖尿病学会でも、「アルコールは血糖値を上げることはない」としています。【解説】牧田善二(エージーイー牧田クリニック院長)

解説者のプロフィール

牧田善二
1951年、北海道生まれ。79年、北海道大学医学部卒業。糖尿病専門医。地域医療に従事したあと、ロックフェラー大学医生化学講座などで糖尿病合併症の原因であるAGEの研究を約5年間行う。北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を歴任し、2003年より現職。著書に、『糖尿病で死ぬ人、生きる人』(文春新書)、『日本人の9 割が誤解している糖質制限』(ベスト新書)、『糖質オフのやせる作りおき』(新星出版社)など多数。

アルコールは血糖値を上げることはない

 糖質制限食では、お酒は飲んでも構いません。アルコールは高カロリーですが、これはエンプティカロリーといって、体内ですぐに燃焼されます。

 血糖値を上げるのは、カロリーではなく糖質です。アメリカ糖尿病学会でも、「アルコールは血糖値を上げることはない」としています。むしろ、適度な飲酒は、翌日の血糖値を下げます。

 飲み物は、ワイン(赤・白)、焼酎、ウイスキーなどがお勧めです。焼酎などの蒸留酒は糖質を含みません。ただ、度数が高いため、ストレートで飲むと胃や食道が荒れるのでご注意ください。

 梅酒などの甘い果実酒やカクテル、日本酒・ビールなどの醸造酒には糖質が含まれます。ただ最近は、低糖質の発泡酒などがいろいろありますから、そういった商品を選ぶといいでしょう。

 ワインも醸造酒ですが、糖質の量は微量です。血糖値の上昇を抑える効果もあります。また、白ワインにはダイエット効果をはじめ、尿の出をよくする作用や便秘を抑える効果、大腸ガンを予防する効果が確認されています。

 なお、お酒を飲むときは、水もしっかり飲むようにしましょう。飲酒量の2倍ぐらいが目安です。

 また、意外かもしれませんが、居酒屋のおつまみメニューには、糖質の低いものがたくさんあります。お勧めは焼き鳥、刺し身、焼き魚、冷ややっこ、焼き厚揚げ、青菜のおひたし、枝豆、チーズ、おでんなど。味付けのシンプルなものを選ぶのがポイントです。焼き鳥、焼き魚は塩がベスト。照り焼き、西京焼きなどは糖質が高めです。

 反対に避けたいおつまみは、フライドポテト、お好み焼き、ギョウザ、ポテトコロッケ、ピザなどです。いずれも、糖質が非常に多く含まれています。

 お酒の締めには、ラーメンなどの炭水化物の多いものが食べたくなりますが、これは最悪なので、本当に健康になりたいなら、我慢しましょう。

お勧めのお酒と、お勧めのおつまみ

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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