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【足裏のツボと反射区】足の裏のマッサージ効果 便秘薬の効かない便秘も改善

【足裏のツボと反射区】足の裏のマッサージ効果 便秘薬の効かない便秘も改善

足裏の色の変化やシワなどにはあなたの体と心のあり方が表れます。異常が現れている反射区を刺激することによって、その反射区に対応する臓器を健康な状態へ整えることができます。反射区を押しながら、今日どんな感情を抱いていたか、自分にはどんな思考の癖があるか振り返ってみてください。【解説】市野さおり(看護師・リフレクソロジスト)

ほんとうの心の状態を臓器は知っている

 私は看護師として、そして、足の裏の反射区刺激を行うリフレクソロジストとして、多くの患者さんと接してきました。医療的なケアを行うだけでなく、ふだんの生活習慣から人間関係まで、さまざまなお話もしてきました。その中で、「感情や考え方の癖」が、病気を引き起こすことに気づきました。病気の種類、そして病気が現れる部位までも、「感情や考え方の癖」と関係があるようなのです。

 東洋医学にもこのような考え方がありますが、感情と臓器は、互いに影響を及ぼし合っています。慢性的な症状の多くは、自分がまったく気づいていない感情や考え方の癖が、臓器の働きを悪くして引き起こされていると言っていいでしょう。

 臓器の状態は、足の裏を見たり、触ったりすることでわかります。色の変化やシワなどは、足の裏の反射区と対応している臓器の不調を意味します。それと同時に、臓器に悪影響を与えている感情や考え方の癖も伝えているのです。

 異常が現れている反射区を刺激することによって、その反射区に対応する臓器を健康な状態へ整えることができます。

 足の裏のマッサージの前に、よく足を温めるのがコツです。おふろ上がりか、両手で足を優しく包み込んで、温かくなったと感じられるようになってから行います。

 指の代わりに綿棒やれんげ(陶製のスプーン)を使うと、疲れないので、私は最近気に入っています。

足の反射区刺激で自分の心に気づくのが第一歩

 冒頭でお伝えしたように、臓器の働きは、感情に強く影響されます。

 腸の働きを例にすると、被害者意識が強く、「どうして私だけうまくいかないのか」といった自分を哀れんで悲しむ人は、小腸の働きが悪くなります。

 また、恐れ、いら立ちを感じがちな人は、回盲弁の働きが低下します。
 不安や怒り、執着心の強い人は、大腸の動きが鈍くなります。

 私が施術しているかたの中で、通常量の下剤では効果のない、重度の便秘の女性がいて、足の裏の反射区はゴリゴリと硬くなっています。

 ふだんは職場の愚痴などをこぼさないかたですが、最近、ご自分を醜いと強く思い込んでいることがわかりました。「生まれつき醜い」ことに執着しているので大変ですが、この思い込みにご自身が気づき、手放せるように、私はケアをしています。

 汚い言葉ですが、心の中に「クソッ!」という思いをため込むと、腸の動きも停滞して「クソ」がたまる、つまり便秘になるのです。

 足の反射区を押しながら、今日どんな感情を抱いていたか、自分にはどんな思考の癖があるか、振り返ってみてください。反射区のしこりは、感情のしこりかもしれません。

 自分の心のあり方に気づくことが、第一歩です。心の変化が起きたら、体の症状もなくなっていた。そんなケースも少なくありません。

 下の図表を参考に、足の裏から、感情と臓器に向き合い、いたわってください。

足裏の治療地図

足の反射区に対応する心身の状態

解説者のプロフィール

市野さおり
1968年生まれ。看護師として総合病院で整形外科・集中治療室勤務。退職後、アロマセラピー・リフレクソロジーの資格を生かし「統合医療ナース」としてフリーに転身、内科、脳外科、産婦人科、心療内科、美容皮膚科、ダイエット外来、腫瘍外来など各診療科にて幅広く臨床実践や指導などの活動を行う。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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