MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
【糖質制限ダイエット】糖尿病を食事で治す成功マニュアル 基本的なやり方

【糖質制限ダイエット】糖尿病を食事で治す成功マニュアル 基本的なやり方

糖質制限食に慣れるまでは、「ごはんを食べたい!」という衝動に駆られたり、口寂しくなったりするかもしれません。しかし、食事に対する意識や日常の行動を少し変えると、糖質を控えることに抵抗がなくなり、無理なく糖質制限食に取り組めるようになります。【解説】前川智(新潟労災病院消化器内科部長・医学博士)

行動のコツをつかめばらくに糖質制限ができる

 ごはんやパン、麺類などの主食を控え、おかずを中心に食べる糖質制限食。慣れるまでは、「ごはんを食べたい!」という衝動に駆られたり、口寂しくなったりするかもしれません。
 しかし、食事に対する意識や日常の行動を少し変えると、糖質を控えることに抵抗がなくなり、無理なく糖質制限食に取り組めるようになります。
 そこで、日頃、患者さんにアドバイスしている、糖質制限を成功させるコツを、お教えしましょう。

1.できるだけ買いだめしない

 お菓子やアイスクリームなど、買いだめするものには糖質が多く含まれています。なんとなく食べてしまう人は、買いだめしないことで糖質の過剰摂取も、間食も防げます。
 非常食を備蓄する場合も、注意が必要です。
 糖質の多いカップラーメンやパスタ、うどんなどは避け、チーズやナッツ、水などを備蓄しましょう。糖質の少ないチーズやナッツは、非常時だけでなく、口寂しくなったときのお助け食品です。

2.糖質を取り過ぎたら次の食事で調整する

 三食のどこかで糖質を取り過ぎたときは、次の食事を抜く、または糖質を減らすといった調整をするといいでしょう。1日の食事全体をみて、糖質制限ができていれば大丈夫です。完璧さを目指すとストレスがたまり、「もうやめた!」となりかねません。

3.おやつ、デザートを習慣にしない

 糖尿病が重症の人を除けば、たまに、おやつやデザートを食べるのは構いません。
 しかし、3時のおやつや食後のデザートを習慣にすると、どうしても糖質を取り過ぎてしまいます。たまの楽しみにしましょう。

4.夕方以降は糖質を避ける

 夜、糖質を取ると、寝ている間に内臓脂肪がたまります。主食だけでなく、たまに食べるおやつやデザートも、夕方以降に取るのはできるだけ避けます。

5.「ごはん」を頭から消す

 糖質制限の足をひっぱる要因の一つに、「食事にはごはん(お米)を食べるもの」という刷り込みがあります。この刷り込みを取り払う方法は、「朝ごはん」「昼ごはん」「夜ごはん」という言い方をやめ、「朝食」「昼食」「夕食」という言い方に変える習慣を身に付けます。
 言葉を変えることは意識改革につながり、「食事でごはんを食べない」という行動の変化に結びつきます。

6.主食と副食のイメージを替える

 体に必要なエネルギーの重要度から考えると、主食とされるごはん、パン、麺類などは「副食」、または「嗜好品」と考えたほうがいいと思います。
 一方、副食といわれている「おかず」を主食と考えることで、糖質制限をベースにした良好な食事スタイルを習慣にすることができます。

7.外食や弁当で残すなら主食

 外食や弁当(特に駅弁)は、ごはんの量が多いものです。にもかかわらず、「お米は残してはいけない」と日本人の多くが認識していることから、おかずは残しても、ごはんを全部食べている人が多いのです。残すならごはんにしましょう。

8.時には捨てる勇気を持つ

 食事を捨てるなんてバチがあたる、という考えはもっとですが、この考えが肥満や糖尿病など生活習慣病の一因になっています。
 食事を作り過ぎた、弁当や外食の量が多いといった場合は、時に「捨てる勇気」を持つことが大切です。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
糖尿病になると、医師からは決まり文句として、「お酒はやめてください」といわれるはずです。とはいえ、お酒が大好きだった人にとって、長年続けてきた習慣をきっぱりとやめるのは、簡単なことではないでしょう。【解説】板倉弘重(品川イーストワンメディカルクリニック理事長・医師)
更新: 2019-04-16 18:00:00
「眼科で糖尿病を調べてもらえといわれて…」と、私のクリニックを受診されたYさん。視力の低下も糖尿病からくる網膜症と判明。眼底検査でも網膜には出血や白斑がずいぶん見られました。食事療法とともに、「毛管運動」を続けてもらったところ、劇的ともいえる改善が見られました。【解説】渡辺完爾(渡辺医院院長)
更新: 2018-09-17 18:00:00
転機は、57歳の健康診断でした。ヘモグロビンA1cも血糖値も、すでに境界型ではなく、本格的な糖尿病の兆候を示していたのです。ウォーキングを始めると同時に、10ヵ月後にフルマラソンを走ることを周囲に宣言。そうしてしまったら、もうやらないわけにいきません。【解説】清水一郎(おひさまクリニックセンター北院長)
更新: 2018-09-12 08:00:00
糖尿病に対して、運動療法は食事療法と並んで重要な治療手段として推奨されています。でも、なぜ運動によって血糖値が下がるのかは、従来よくわかっていませんでした。そして、運動しているときには、筋肉細胞中の「AMPキナーゼ」という酵素が糖を取り込んでいる事実を突き止めたのです。【解説】藤井宣晴(首都大学東京大学院教授)
更新: 2018-09-11 20:00:00
年を重ねるにつれ、血糖値が徐々に上がってきていることには、気がついていました。健康診断でこでまでで最も高い135mg/dlを記録し、ショックを受けました。LDL、いわゆる悪玉コレステロールの値も159mg/dlと高めでした。テレビの健康番組で知ったのが「かかと落とし」です。【体験談】田中睦夫(仮名・愛知県・67歳無職)
更新: 2018-05-25 15:12:30
最新記事
多くの研究で、うつ病の人は栄養のバランスがくずれていることがわかっています。栄養バランスを整え、エネルギーのとりすぎを防ぐためにも、単品の食事ではなく、主食、主菜、副菜、汁物がそろった定食スタイルの食事にするといいでしょう。ここではお勧めの主菜を紹介します。【解説】功刀浩(国立精神・神経医療研究センター神経研究所)
更新: 2019-04-26 18:00:00
多くの研究で、うつ病の人は栄養のバランスがくずれていることがわかっています。栄養バランスを整え、エネルギーのとりすぎを防ぐためにも、単品の食事ではなく、主食、主菜、副菜、汁物がそろった定食スタイルの食事にするといいでしょう。ここではお勧めの主食を紹介します。【解説】功刀浩(国立精神・神経医療研究センター神経研究所)
更新: 2019-04-25 18:00:00
ストレスに強くなり、うつを防ぎ・治す食事とは、特別なものがあるわけではありません。あたりまえのことですが、栄養バランスのよい食事を1日3食きちんと食べることです。ただし、いくつかのポイントがあるのも事実です。【解説】功刀浩(国立精神・神経医療研究センター神経研究所)
更新: 2019-04-24 18:00:00
βグルカンの精製をさらに進めたところ、それまでとはまったく別の物質を発見しました。これが「MXフラクション」で、今のところマイタケからしか発見されていない成分です。【解説】難波宏彰(神戸薬科大学名誉教授・鹿児島大学大学院医歯学総合研究科客員教授)
更新: 2019-04-23 18:00:00
骨盤底筋を鍛えるための体操は、現在多くの医療機関で推奨されています。しかし、やり方をプリントされた紙を渡されるだけなど、わかりずらく続けにくい場合がほとんどです。そこでお勧めしたいのが、おしぼり状に巻いたタオルを使った「骨盤タオル体操」です。【解説】成島雅博(名鉄病院泌尿器科部長)
更新: 2019-04-22 18:00:00

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt