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夜間頻尿、尿もれ、残尿感を改善!朝まで熟睡できる「足の裏もみ」のやり方

夜間頻尿、尿もれ、残尿感を改善!朝まで熟睡できる「足の裏もみ」のやり方

頻尿や夜間頻尿、尿もれ、残尿感など、尿のトラブルに悩んでいる人に、ぜひお勧めしたい健康法があります。それは、「足の裏もみ」です。足の裏は、反射区と呼ばれる、体の各器官に対応したゾーンが集まる場所です。【解説】折田充(日本足部反射区健康法協会会長・治療室ピエドール・鍼灸師) 

解説者のプロフィール

折田充(おりた・みつる)
●治療室ピエドール
品川区上大崎2-24-13-607 目黒西口マンション1号館
03-5496-8963

日本足部反射区健康法協会会長・治療室ピエドール鍼灸師。
1947年、鹿児島県生まれ。横浜市立大学卒業。88年、台北にて台湾式足もみ健康法(若石健康法)を習得。90年、全国に足もみ健康法の普及活動を開始する。無痛で行う足の反射区治療で効果を上げている。著書に『折田式足もみ健康法』(シロクマ社)がある。

膀胱の反射区をもむと尿をためておく力が回復

足の裏をもむことは、東洋や西洋を問わず、古くから行われてきた健康法です。今回、私が紹介するのは、台湾式の方法ですが、痛みはほとんどなく、一人で手軽に実践できます。

私は15年ほど前、夜間頻尿に悩んでいました。一晩に3~4回はトイレに起きていたので、全く寝た気がしませんでした。睡眠不足で、日中は頭がボーッとしていたものです。

ところが現在は、就寝後に尿意を覚えることはありません。日中の尿の切れもよくなり、膀胱が空っぽになったかのような、スッキリした排尿に変わりました。

私の夜間頻尿を改善したのは、「足の裏もみ」です。私のように、夜間頻尿による睡眠不足に悩んでいる人には、ぜひ足の裏もみをお勧めします。

足の裏には、反射区と呼ばれる、全身の各器官に対応したゾーンが集まっています。特定の反射区を刺激すると、その部分に対応する臓器や器官が活性化します。

反射区のなかには、尿を作ったり、ためたり、排出したりする腎臓や膀胱、尿管、尿道に対応するゾーンがあります。そこを刺激すれば、排尿機能が回復して、全身の血の巡りもよくなって健康維持にも役立つのです。

特に、膀胱の反射区をもむと、尿をためておく力が回復します。睡眠中も尿は作られますが、膀胱にためておくことができれば、夜中にトイレに起きずに済み、朝まで熟睡できます。
排尿機能にかかわる反射区とやり方は、下の図解をご覧ください。

「足の裏もみ」のやり方

尿トラブルを改善する足の反射区

足の反射区の刺激の仕方

刺激する順番は、腎臓→尿管→膀胱→尿道(膣・陰茎)→前立腺(子宮)で、各ゾーンを10秒ずつ刺激しながら、移動していきましょう。

1日何回行ってもかまいませんが、一度にたくさん刺激したからといって、効果が早く現れるわけではありません。1日1回でも、継続することのほうが、ずっと大切です。最低でも、1週間は続けましょう。

事前に、手と足の裏にハンドクリームなどを塗って、滑りをよくしておくといいでしょう。
なかには、足がむくんだり、かたくなったりして、反射区に刺激が届きにくい人もいます。「痛気持ちいい」程度の刺激を得られない場合は、市販のツボ押し棒や、ボールペンのお尻(ペン先の反対側)など、細長い棒状の物を利用してください。

足の裏もみの目的は、痛みの刺激を与えることではなく、反射区の血流を高めることです。ですから、血行がよくなる入浴中やお風呂上がりに、足の裏をもむと、より効果的です。

●両手の親指を重ね、反射区をグーッと10秒ほど押す。力加減は、痛気持ちいい程度。
上の図を参考に、左足の反射区を腎臓→尿管→膀胱→尿道→前立腺の順に少しずつ移動する。
※右足も同様に、これを1日1回以上行う。

足の裏もみと同時に、鼻呼吸を意識するのもいいでしょう。鼻で息を吸うと、横隔膜(胸腔と腹腔を区切る膜状の筋肉)や骨盤底筋群が引き上げられ、その動きが骨盤底筋群の筋力アップにつながり、尿道の締まりがよくなります。

リラックス効果で入眠も速やかに!

反射区に流れる血液の量が多くなれば、対応する臓器周辺の血流もよくなります。今回のゾーンを刺激することで、骨盤の底にある、膀胱や子宮、直腸などを支える筋肉(骨盤底筋群)の血流もよくなります。

骨盤底筋群は、尿道を締める役割を持つ筋肉です。そこの血流がよくなれば筋力が復活して、尿失禁や残尿感、いわゆる「チョイもれ」の改善にもつながるでしょう。

また、血流が改善することで、リラックス効果も得られます。速やかに入眠できるとともに、尿意によって目が覚めることもなくなるので、睡眠の質が格段に向上するでしょう。

私を含め、足の裏もみで夜間頻尿が軽減して、ぐっすり眠れるようになった患者さんは少なくありません。いくつかのケースをご紹介しましょう。

Aさん(95歳・女性)は、痔に関連した頻尿に悩んでいました。痔による肛門周辺の不快感や痛みが、尿意と似ているようで、昼だけでなく、夜も頻繁にトイレに駆け込んでいたとのこと。これでは眠れません。それが、足の裏もみを毎日行ったら頻尿が治まり、夜間に起きることがなくなりました。足の裏もみで骨盤底筋群が鍛えられたためと考えられます。

Eさん(54歳・女性)は、20年ほど前の妊娠時、つわりがつらくて眠れなかったそうです。そこで、ご主人が足の裏をもんだところ、つわりがスーッと治まり、ぐっすり眠れたとのこと。また、1日10回以上トイレに行くほどの頻尿が、足の裏もみを行ったその日に改善。トイレの回数が4~5回に減ったといいます。

Iさん(30代・女性)は、日中の頻尿に悩んでいました。特に困っていたのが、仕事中です。大事な会議中に、たびたび尿意に襲われることがあったそうです。そんなIさんが、足の裏もみを行ったところ、しだいにトイレに行く回数が減りました。数ヵ月後には、1日に4~5回と正常な排尿回数に戻り、仕事に集中できるようになったと喜んでいます。

夜間頻尿で不眠がちな人は、ぜひ今日から、足の裏もみを試してみてください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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