【自分で治せる】キーンという耳鳴り、突発性難聴の症状が「脳幹マッサージ」で軽快

【自分で治せる】キーンという耳鳴り、突発性難聴の症状が「脳幹マッサージ」で軽快

2003年末、Aさんは突然、右耳の聞こえが悪くなりました。常に「キーン」という耳鳴りがして、ほかの音が聞き取りにくくなったのです。病院で検査したところ、突発性難聴と診断されました。突発性難聴は、通常、左右どちらか一方の耳の聞こえが悪くなります。【症例報告】沼田光生(海風診療所院長・周南病院理事長)


耳鼻科の治療でも回復せず

 2003年末、Aさんは突然、右耳の聞こえが悪くなりました。常に「キーン」という耳鳴りがして、ほかの音が聞き取りにくくなったのです。病院で検査したところ、突発性難聴と診断されました。 

 突発性難聴は、通常、左右どちらか一方の耳の聞こえが悪くなります。内耳(耳の最も内側にあたる部分で平衡聴覚器の中心)へのウイルス感染や、内耳の血液循環障害が発症原因として有力視されていますが、まだはっきりとはわかっていません。治癒が難しく、厚生労働省の特定疾患に指定されている難病です。

 Aさんは、耳鼻科と脳神経外科で治療を受けたり、整体などを試したりしましたが、症状は改善しませんでした。あきらめかけた頃、雑誌で当院を知り、セルフケアのアドバイスを希望して受診されました。

→「脳幹マッサージ」のやり方はコチラ

片頭痛も消失

 初診時は、脳幹マッサージのやり方を覚えることも兼ねて、施術者がAさんに脳幹マッサージを行いました。すると、施術直後、これまで耳の中で響いていた音が半減し、耳の聞こえが顕著によくなりました。久しぶりに耳が聞こえるようになったAさんは、本当にうれしそうで、表情が別人のように明るくなりました。

 この経験がよほど強烈だったようで、首を温めるなどの脳幹マッサージを自宅で熱心に行うようになりました。1カ月に1回、施術者による脳幹マッサージを受けに診療所を訪れていましたが、普段はセルフケア単独での養生に励んでいました。

 毎日15分、就寝前に脳幹マッサージを続けたところ、2005年3月には、それまでたびたび起こっていた片頭痛が消失し、同年5月になると、耳鳴りも片頭痛も、ほとんど気にならない程度まで回復しました。

 脳幹マッサージの効果を実感したAさんは、「頸椎(首の部分の背骨)を手技で調整する脳幹療法も試してみたい」と、2005年10月、初めて脳幹療法を受けました。その1回の施術後、99%症状が消失。脳幹療法はこの1度きりで、その後はセルフケアを1日おきに15分行うことをアドバイスして、治療を終了しました。しばらくして近況を連絡してくれましたが、耳鳴りなどは再発していないということでした。

自律神経のバランスが整ったことが回復につながった(海風診療所院長・周南病院理事長 沼田光生)

 私は、突発性難聴の発症には、ストレスによる血流障害がかかわっていると考えています。ストレスは血管を収縮させる働きのある交感神経を刺激します。首を温めることで副交感神経を優位にすると、内耳の血流が回復して、その結果、耳鳴りや聞こえの悪さが解消したのだと思います。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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