断食後の梅湯は最高に幸せな香り
私は10年前に西谷雅史先生のクリニックで「座禅断食」が始まったときからの常連で、40回のうち39回の断食に参加しています。その中でお伝えしたいことは山ほどあるのですが、何と言っても感動的なのは、断食後の「梅湯」です。
西谷先生は、梅湯にダイコンの煮汁を使われるのですが、その黄金色に輝くスープに梅干しを入れると、見た目も鮮やかなうえ、最高に幸せな香りがします。味も、これ以上ないほどのおいしさ。
梅湯を飲んでいると、しばらくして便意をもよおし、まずはコロンとした塊が出ます。その後はお恥ずかしい話ですが、便器が汚れて困るほどの勢いで下痢状の便が出ます。
私の場合は、黄色がかった、ドブのようなにおいがする便が出たら、宿便が排泄されたサインです。
梅湯を飲むと、体が熱くなり、真冬の北海道でも汗ばんできます。私はこうした効果を日常生活にも取り入れ、カゼのひきはじめや、「今日は体が冷えるな」と感じる日は、梅湯をいただくのが習慣です。
肌もきれいになり 気持ちまで明るくなった
座禅断食には、体調がよくなる、肌がきれいになる、気持ちが前向きになるなど、多くの効果がありました。
私の場合、血圧が下がったこともその1つ。以前は降圧剤を飲んでいたのですが、断食に参加するうちにどんどん下がり、いつの間にか薬を手放すことができていました。
また、私は30代後半で子宮筋腫が発見され40代で手術を受けたのですが、その後、腸閉塞の手術を2度受けています。子宮と腸が癒着していた部分を剥離していますが、今も腸閉塞の再発リスクがあるため、腸の健康には人一倍気をつけています。
そういう意味では、断食は私にぴったり。味覚が敏感になって自然と薄味好みに変わりますし、コーヒーなどの刺激物や添加物が多いお菓子にも手が伸びなくなりました。
そもそも、断食中は胃腸を休ませることができますから、腸の健康維持にたいへん役立つのです。
以前はトラブル続きだったお肌も、今では人から褒められるほどきれいになりました。
気持ちまで明るくなり、以前よりも人生が何倍も楽しくなった気がします!
「1日3食」は常識という名の思い込み。 「半日断食」や「1日断食」から試してみて(響きの杜クリニック院長 西谷雅史)
ほとんどの人間は、食事は毎日3食きちんと食べないと体に悪いと思い込んでいます。しかしこれは、常識という名の思い込みです。
実際に断食してみると、その効果にびっくりします。はじめは、「半日断食」(朝食だけ抜く)、あるいは「1日断食」(朝食と昼食だけ抜く)からトライしてみるのもいいでしょう。
最高血圧170が120になった