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膝が痛い!「片足立ち」「スクワット」運動で改善した体験談と原因の解説

膝が痛い!「片足立ち」「スクワット」運動で改善した体験談と原因の解説

私は、8〜9年前からひざ痛に悩まされるようになりました。階段を上るときに、ひざの中にキリが入っているような激痛が走るようになったのです。そこで「片足立ち」と「スクワット」を始めました。難しいものではないのに、腰や太もも、ふくらはぎなどの筋肉を鍛えられ、ひざ痛に効果がありました【体験談】新井トミ(東京都●81歳●無職)

「速く歩ける!」と新井さん

グキグキという気持ち悪い音がした

 私は、8〜9年前からひざ痛に悩まされるようになりました。平地を歩いているときは、それほど痛むわけではありませんが、階段を上るときに、ひざの中にキリが入っているような激痛が走るようになったのです。
 しかも、痛いだけでなく、1歩上るたびに、ひざの中でグキグキという音がしていました。その音を聞くたびに、とても妙な感じがして、気持ち悪い思いをしていたのです。

 また、電車に乗っていて、駅に着いてシートから立ち上がり、歩きだすときにも、ひざにゴリゴリという音がしていました。その状態は、そろそろと歩いているうちに治ってくるのですが、歩き始めの数分はいつも変な音を聞きながら歩かないといけませんでした。

 このように、ひざの激痛と異音に毎日悩んでいた私に、昨年の夏、すばらしい出会いがありました。石橋英明先生の講演会に、機会があって出席できたのです。
 先生は、講演会でひざ痛に関する話をしてくれました。そのなかで、ひざ痛を治すためには、腰や太もも、ふくらはぎなどの筋肉を鍛えるといいという話がありました。その理論に、私はとても納得することができました。

 また、実際に、運動指導の講習会も開いてくれました。その講習会にも、私はひざ痛が少しでもよくなればという思いから、早速参加するようにしたのです。
 講習会のなかで、先生が教えてくださったのが、「片足立ち」と「スクワット」です。そう難しいものではないにもかかわらず、腰や太もも、ふくらはぎなどの筋肉を効果的に鍛えられるのだそうです。

 この片足立ちとスクワットを、私は昨年の7月から毎日実行するようにしました。先生いわく、「回数は少なくてもいいから、毎日続けてください」とのことだったので、私は忘れないように朝、昼、晩の3回、毎日行うようにしたのです。

 片足立ちは、主に食後に歯を磨きながらやりました。右手で歯ブラシを持ち、左手は洗面台に置いて体を支えて行います。まず左足で立ったら、上の歯を1分間磨きます。次に右足で立って、下の歯を1分間磨くようにしました。
 このようにすれば、食後の歯磨きと片足立ちが同時にできて、一石二鳥です。しかも、1日3回やり忘れることがありません。

歩く姿が若々しい!

階段を上るのが苦ではない!

 さて、片足立ちとスクワットは、ほんとうにひざ痛に効果がありました。やり始めて3ヵ月が過ぎたころでしょうか、気づいたら、階段を上るときに全く痛みを感じなくなっていたのです。さらに、グキグキという変な音も、すっかり消失していました。電車のシートから立ち上がったときのゴリゴリという音も、なくなったのです。

 あの激しい痛みがなくなったので、日常生活は大変楽になりました。階段を上ったり体を動かしたりすることが苦ではなくなり、こんなにうれしいことはありません。

 そういえば、以前は、そろそろとしか歩けず、年寄りくさい感じでしたが、ひざの悩みがなくなってからは、歩く速度もぐんと速くなりました。周りから、「歩く姿が若々しい」とよくいわれるほどです。

 先日、東京都健康長寿医療センターで、10mを何秒で歩けるかという測定が行われました。私は同年代の仲間の中でも速いほうだったのです。これは、うれしい出来事でした。
 以前のように、ひざに痛みを抱えていては、こんなに速く歩くことはできなかったでしょう。そう思うと、片足立ちとスクワットを実行して、ほんとうによかったと思っています。

年齢を問わずに効果が得られる(伊奈病院整形外科部長 石橋英明)

 慢性のひざ痛を抱えている人は、歩き始めに痛むケースが多いようです。この原因には、下肢の筋肉が弱ってきて、ひざの安定性が悪くなり、軟骨に負担がかかりやすくなっていることが考えられます。特に歩き始めは、ひざに大きな負担がかかり、しばらく歩かないとひざが温まらないのです。
 片足立ちとスクワットは、下肢の筋力を鍛え、ひざ関節の安定にも効果的です。新井さんの例でもわかるように、その効果は年齢を問いません。高齢者のかたには、生涯、自分の足で歩くための運動習慣として、片足立ちとスクワットを推奨したいと思います。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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