【むずむず脚症候群に効果】遠隔刺激で不快な症状が改善「太ももほぐし」のやり方

【むずむず脚症候群に効果】遠隔刺激で不快な症状が改善「太ももほぐし」のやり方

夜間頻尿や下痢などに悩む人は、ほぼ全員、下半身が冷えています。また外側広筋が、かたくなっているのも共通した特徴で、ここをほぐせば下痢や夜間頻尿を改善できます。最近ふえてきたムズムズ脚症候群の患者さんにも勧め、効果を上げています。【解説者】班目健夫(青山・まだらめクリニック院長 自律神経免疫治療研究所所長)


足が温かくなり 倦怠感が解消

夜間頻尿や下痢などに悩む人は、ほぼ全員、下半身が冷えています。
また、太ももの外側にある外側広筋が、かたくなっているのも、共通した特徴です。

外側広筋は、太い筋肉です。
ここを刺激して緊張をほぐし、血流をよくすれば、太もも全体の血行が促進します。

それが、下半身の冷えを解消し、下痢や夜間頻尿を改善します。
最近ふえてきたムズムズ脚症候群の患者さんにも勧め、効果を上げています。

また、ひざ痛の人は、太ももの内側の内転筋群や、太ももの裏側のハムストリングスが緊張し、こり固まっています。
これらの筋肉がこって機能しなくなると、ひざ関節に負担がかかり、痛みが出るのです。

しかし、太ももの内側や裏側を、直接もみほぐすのは容易ではありません。
そこで、活用したいのが、関係の深い筋肉を刺激する「筋ほぐし」です。

外側広筋は、内転筋群やハムストリングスと連携して動く筋肉です。
外側広筋をもみほぐすことで、内転筋群とハムストリングスの緊張が解けます。

結果、太ももの緊張がほぐれ、血流もアップし、じゅうぶん機能するようになります。
ひざ関節への負担がへり、ひざ周辺の血行もよくなるので、痛みが改善するのです。

24歳の女性Dさんは、線維筋痛症(全身に激しい痛みが生じる病気)と、慢性疲労症候群(疲労が長期間継続する病気)で来院。

ムズムズ脚症候群もあったので、太ももほぐしを勧めました。
お灸と太ももほぐしを併用して続けるうちに、足が温かくなり、倦怠感や痛みが解消。

足のムズムズも取れてきました。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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