医師の私も5㎏やせた! 簡単で効果倍増の 酢キャベツは 必ずやせる最強コンビ

医師の私も5㎏やせた! 簡単で効果倍増の 酢キャベツは 必ずやせる最強コンビ

酢が健康にいいことは、皆さんもよくご存じでしょう。ドレッシングには、必ずといっていいほど酢が使われていますが、健康面から見た場合、酢とキャベツは、まさに最強のコンビといえるのです。【解説】石原新菜(イシハラクリニック副院長)


お金もかからず超簡単! とっておきの健康食!

 トンカツなどに、必ずといっていいほど添えられているキャベツのせん切り。皆さん、脇役だと思っていませんか。実は、生のキャベツには、たいへん優れた健康効果があるのです。
 代表的なものとして挙げられるのが、ダイエット効果や美肌効果、免疫力アップ等々―。美と健康を維持するうえで、キャベツは欠かすことができません。
 そして、その健康パワーを強力に引き上げてくれるのが、酢の力です。
 酢が健康にいいことは、皆さんもよくご存じでしょう。ドレッシングには、必ずといっていいほど酢が使われていますが、健康面から見た場合、酢とキャベツは、まさに最強のコンビといえるのです。
 酢キャベツは、この両者の長所を、最も効率よく摂取することができるとっておきの健康食。基本的な作り方は、とても簡単です。キャベツをせん切りにして、酢につけるだけ。ジップ袋や瓶に入れて保存すれば、食べたいときに食べたい量だけ使えるので、とても便利です。
 酢に漬けるのがめんどうなかたは、キャベツのせん切りに酢をかけるだけでもOK。酢を入れたドレッシングでも結構です。
 材料は、基本的には酢とキャベツだけなので費用もかかりません。サラダに入れてもいいですし、おつまみとしてもバッチリ。もちろん、トンカツなどの脂っこい料理の付け合わせとしても最適です。

余分な脂肪や内臓脂肪を 減らしてくれる!

 酢キャベツの健康効果のうち、まず挙げられるのが、ダイエット効果でしょう。
 キャベツ100gのエネルギー量は、わずか23㎉と非常に低いのが特徴です。これほど低カロリーであれば、ダイエット中のかたでも、安心してたくさん食べることができます。
 また、生で食べる場合、かさがあるため食べごたえも十分。食物繊維が多いので、適度におなかにたまり、満腹感をもたらしてくれます。
 そのうえ、生キャベツは、かなりのかみごたえがあります。かむ回数が増えれば、それだけ満腹中枢が刺激されるので、食べ過ぎも防げるでしょう。
 一方の酢も、ダイエットを強力にサポートしてくれます。その主な有効成分が、酢に含まれる酢酸です。酢酸には、血中の余分な脂肪や内臓脂肪を減らす効果のあることがわかっています。
 酢キャベツは、この両者のメリットを一気に得ることができるため、相乗的なダイエット効果が期待できます。
 酢キャベツの健康効果として、次に挙げられるのが、女性にはとてもうれしい美肌をもたらす働きです。
 美容のビタミンといえば、皆さんもよくご存じのビタミンC。ビタミンCが多く含まれる食材というと、一般的にイメージされるのは、ミカンやグレープフルーツといった果実ではないでしょうか。
 しかし、驚くことに、実はキャベツのビタミンCの含有量は、ミカンやグレープフルーツよりも多いのです。キャベツ4分の1個で、1日に必要なビタミンCの量を満たすことができるほど。意外に思われるかもしれませんが、キャベツは、それだけ多くのビタミンCを含んでいるのです。
 ビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かせない栄養素で、肌にハリや弾力をもたらしてくれます。また、シミの原因になるメラニン色素の生成を抑える作用もあります。
 加えて、キャベツには、水に溶けにくい不溶性食物繊維がたくさん含まれています。不溶性食物繊維は、消化管内で水分を含んでふくらみ、便の量を増やしてくれます。それが腸壁を刺激し、腸の蠕動運動を促します。蠕動運動とは、臓器の収縮運動のことで、これにより便通が生じ、便秘が解消するのです。
 一方の酢にも、胃や腸を刺激し、腸の蠕動運動を促す働きがあります。
 さらに、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を良好な状態に整える働きもあります。便秘の状態が続けば、肌荒れが起こりがち。吹き出物やニキビができて、肌からは潤いが失われてしまいます。キレイな肌を保つためには、何より、便秘を解消して、腸内環境をキレイな状態に保つことは必須といえるでしょう。
 もちろん、ダイエットの観点から見ても、便秘を解消することは大いに勧められます。

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善玉菌を活性化し 腸内環境を整える!

 酢キャベツが持つ、免疫力アップ効果も見逃せません。
 口から入ってくる病原体やウイルスの侵入を防ぐため、腸には、免疫細胞の約7割が集中しています。この免疫機構が正常に働くためには、腸内環境が良好な状態に整たれていなければなりません。
 その点、キャベツの食物繊維は、便秘を解消するとともに、腸内の善玉菌を活性化して、腸内環境を整えてくれます。
 また、キャベツに含まれるビタミンCやβ–カロテンも血液中の白血球の働きを助けるので、免疫力を高めるのに一役買ってくれます。
 このほかにも、酢キャベツの効果は、まだまだあります。
 キャベツの栄養素で有名なのは、ビタミンUです。別名はキャベジン。胃腸薬の名前としてもおなじみですが、ビタミンUには、傷ついた胃粘膜を保護・修復する働きがあります。
 また、キャベツにはイソチオシアネートという、強力な抗ガン作用を有する成分も含まれています。
 一方、酢は、疲労の回復を促して、食欲を増進してくれます。また、血圧や血糖値を下げる作用があることもわかっているので、高血圧や糖尿病に悩んでいるかたにもお勧めできます。
 これらの健康効果を一挙に得ることができる酢キャベツは、まさに「食べる漢方薬」といえるでしょう。
 ちなみに、酢キャベツに使う酢の種類は、米酢、穀物酢、黒酢、ワインビネガーなど、なんでもかまいません。そのなかでも、私のいちばんのお勧めは、黒酢です。
 なぜなら、穀物酢や米酢などに比べて、黒酢にはビタミンやミネラルが豊富に含まれているからです。特に、アミノ酸の含有量は、穀物酢のなんと8倍。この多量のアミノ酸が、体の代謝を助けてくれるので、ダイエットや美容にも効果的です。
 キャベツは、ごく普通のキャベツでかまいません。少し値ははりますが、紫キャベツにしてもいいでしょう。
 紫キャベツには、その紫色の色素成分であるアントシアニンが多く含まれています。アントシアニンは、ポリフェノールの一種で、強力な抗酸化力を持っています。体の老化を進める活性酸素を除去し、シミやシワといった老化現象を防いでくれます。
 また、私が専門としている漢方では食材の性質を、陰と陽の二つに分けて考えます。紫キャベツのように、色の濃い物は、陽性の食材に分類されます。陽性の食材は体を温めてくれるので、冷え症のかたは一般的な緑色のキャベツよりも、紫キャベツのほうがいいでしょう。
 なお、緑色の一般的なキャベツは比較的色が薄いといえますが、漢方でいうと、陰と陽の中間の野菜と位置付けられています。ですので、普通のキャベツを食べても体が冷える心配はありません。

お酒を飲み過ぎた翌日も 体がむくまない!

 酢キャベツのアレンジ方法として、いくつかの調味料を加えてみてもいいでしょう。加える物の候補としては、シナモンやトウガラシ、黒コショウなどが挙げられます。
 シナモンは、漢方では桂皮と呼ばれ、漢方薬の材料である生薬として使われます。体を温めて血行を促してくれるうえ、心を落ち着かせる働きもあります。
 トウガラシは、体温を上げて脂肪の燃焼を高めてくれます。さらに、胃腸の働きを整える働きもあります。
 黒コショウは、食欲増進や疲労回復に役立ちます。さらに、冷え症の改善にも効果的でしょう。
 皆さんも、これらの調味料を適宜加えて、オリジナルの酢キャベツをぜひ作ってみてください。
 もし、酢キャベツを食べて酢の酸味がキツく感じられるようなら、出汁や水で薄めて調整してもかまいません。
 実は、私自身も酢キャベツの効果を実感している一人です。
 昨年末のことです。私は多忙による過度なストレスによって、ついついふだんより夕食の食事量が増えてしまいました。また、毎晩お酒を飲むことが楽しみなのですが、その量も多くなってしまいました。その結果、体重はみるみるうちに増加したのです。
 以前から私は、朝食はニンジンジュースだけで、昼食は食べません。しっかり食べるのは夕食だけ、という食生活を送っていました。そのうえ毎朝、ジョギングをしています。
 昨年末も、そのような生活を送っていましたが、体重は増えていくばかり。今年の1月に、さすがにこのままではまずい、と思って始めたのが、酢キャベツ生活です。
 毎日夕食には欠かさなかった玄米を食べるのをやめて、その代わりに、キャベツのせん切りをおなかいっぱい食べるようにしたのです。
 キャベツには、ショウガ入りの酢をかけるようにしました。それを一食で4分の1玉くらい食べます。
 すると、昨年末に54㎏あった体重は、半年後の現在では5㎏減り、49㎏になりました(身長160㎝)。無理なくスルスルと体重が落ちていくので、酢キャベツのダイエットパワーに自分でも驚いたほどです。
 お通じもとてもよくなったうえ、お酒を飲み過ぎた翌日でも、体がむくまなくなりました。
 私のように、炭水化物を酢キャベツに置き換えるのもお勧めです。ぜひ、皆さんも酢キャベツの健康パワーを実感してみてください。

石原新菜
 長崎市生まれ。イシハラクリニック副院長。医学生時から、メキシコのゲルソン病院、ミュンヘン市民病院の自然療法科、イギリスのブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。2006年に帝京大学医学部を卒業。大学病院での研修医を経て、イシハラクリニックにて漢方薬処方を中心とする診療を行う。現在、クリニックでの診察をはじめ、テレビ、雑誌などで活躍中。著書多数。

これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連ムックをもとに掲載しています。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

これらの記事にある情報は、効能や効果を保証するものではありません。専門家による監修のもと、安全性には十分に配慮していますが、万が一体調に合わないと感じた場合は、すぐに中止してください。

この健康情報のエディター

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