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【医師解説】透明感アップ! 乾燥肌が改善!美白と保湿に優れた「米クリームパック」

【医師解説】透明感アップ! 乾燥肌が改善!美白と保湿に優れた「米クリームパック」

昔の女性にとって、米ぬかを入れた布袋で顔を洗うことは、珍しいことではありませんでした。米ぬか洗顔は、優れた美容法として、よく知られていたからです。米のとぎ汁を使った洗顔法も、米ぬか洗顔と同様に、美肌づくりに効果的として、昔から伝えられてきました。【解説】長尾美樹(ミキクリニック院長)

有効成分が濃縮された米クリームに注目!

昔の女性にとって、米ぬかを入れた布袋で顔を洗うことは、珍しいことではありませんでした。
米ぬか洗顔は、優れた美容法として、よく知られていたからです。

米ぬかとは、玄米を精米する過程で取り除かれる、果皮、種皮、胚芽などの部分です。
白米には、取りきれなかった米ぬかが多少残っています。

米をとぐと、水が白く濁るのは、そのためです。
米のとぎ汁を使った洗顔法も、米ぬか洗顔と同様に、美肌づくりに効果的として、昔から伝えられてきました。

いずれも、経験的に効果が実感され、普及したものと考えられますが、近年では、その有効性が科学的に証明されてきています。
米ぬかには、美容に役立つ成分が、多様かつ豊富に含まれているのです。

米ぬかそのものは、購入するか、自分で精米しないかぎり、手に入りません。
一方、米のとぎ汁なら、米を炊く際に必ず出る物ですから、お金がかかりませんし、より手軽です。

そのとぎ汁で「米クリーム」を作り、パックや洗顔に使う美容法が、最近、注目されているようです。
米ぬかを沈殿させてから、上澄み液を取り除くため、有効成分が濃縮されます。

米のとぎ汁で普通に洗顔をするよりも、美容効果が高い方法だといえます。
では、米クリームでどういった美容効果を得られるのか、それにはどんな成分が作用するのか、詳しくお話ししましょう。

●美白作用
米ぬかのアミノ酸に含まれる成分には、メラニンの生成を抑制する作用があります。
また、米ぬかの美白成分として有名なものに、コウジ酸が挙げられます。

日本酒を造る杜氏の手が、シミ一つなくキレイなことから研究が進められたという成分です。
メラニンの生成を抑制する作用が認められ、1988年には、厚生省(当時)に美白剤として認可を受けています。

安全性が高いことが実証され、皮膚科や美容外科で処方する美白クリームなどにも配合されています。
また、米ぬか油の抽出成分・γ-オリザノールにも、紫外線によるダメージを防ぐ作用のあることが報告されています。
こうしてみると、米クリームは美白作用に非常に優れていることがわかります。

メラニンが刺激されてできるタイプの肝斑などのシミにも有効でしょう。

●保湿作用
角質が保持する水分量が多いと、肌に透明感が生まれます。
また、シワや肌荒れの大きな原因は乾燥ですから、保湿対策は美肌づくりに欠かせません。

米ぬかの保湿成分として代表的なものは、セラミドと、オリザブランでしょう。
セラミドは、皮膚の細胞間にも存在する脂質成分の一種。

角質層を外部の刺激から保護し、傷を修復します。
米ぬか油由来のセラミドを肌に塗布した場合も、角質層までなら浸透するので、皮膚に油膜を作り、水分の蒸発を防ぐのに有効です。

オリザブランは、米ぬかエキスのことです。皮膚に潤いを与え、水分量を一定に保ちます。
米クリームの愛用者から、「肌の透明感がアップした」「乾燥肌が改善してシワが目立たなくなった」という声が多く聞かれるのも、うなずける話です。

皮膚の新陳代謝を促進し肌の若返りに効果的

●抗酸化・代謝活性作用
肌の老化には、加齢による酸化、いわゆる「体のさびつき」が大きくかかわっています。
体をさびつかせないためには、体内で発生する活性酸素を除去するよう努めることが大切です。

米ぬかのビタミンB群やビタミンE、γ-オリザノールに含まれるフェルラ酸、不飽和脂肪酸の一種であるオレイン酸などは、抗酸化作用がある成分として知られています。
また、米ぬかに含まれるカルシウムや鉄などの豊富なミネラル類は、先述したビタミン類と相乗して、体内の代謝を活性化します。

経皮吸収されれば、末梢の血流を改善し、皮膚の新陳代謝を促進するので、肌の若返りに効果的です。

●老廃物の吸着・除去作用
とぎ汁の沈殿物である米クリームは、米の細かい粒子の集まりです。
肌に塗り伸ばして洗い流すことで、毛穴に詰まった汚れや皮脂を吸着し、古くなった角質を落とす、スクラブ効果米のとぎ汁を沈殿させた物が米クリームがあります。

黒ずみやくすみが取れ、ツルツル、すべすべ感が得られるのは、このためです。
角質をはがし取るパックは、頻繁に行うと肌の再生サイクルに悪影響を与えますが、米クリームパックは保湿力が高いので、肌をこすらなければ、毎日行っても問題ないでしょう。

行わないほうがいいのは、米にアレルギーがある場合と、肌につけたときに染みるなどの異常がある場合です。
米クリームは、肌のバリア機能を修復する作用にも優れているので、かき壊していなければ、アトピー肌の人にもいいと思います。

肌状態の改善が期待できます。美容に有効な成分がここまで贅沢に配合された、米クリームパック。
これがただ同然で手作りできるのですから、活用しない手はありません。

ハリとツヤのある、若々しく白い肌を目指す、すべての女性にお勧めできる美容法です。

※初めて行う際は、必ずパッチテストをしてください。
腕の内側など、肌のやわらかい部分で試し、しばらく時間をおいて、様子を見ます。
赤みやかゆみなどの異常が現れたら、直ちに中止してください。

解説者のプロフィール

長尾美樹
ミキクリニック院長
●ミキクリニック
http://www.mikiclinic.net/

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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