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【鼻づまりを即改善】鼻の通りを良くする方法 4つのポイント

【鼻づまりを即改善】鼻の通りを良くする方法 4つのポイント

鼻の通りがよくなると、体調がぐんとよくなって、顔も美しくなり、スーッと気持ちよい体の状態になります。顔の真ん中にある鼻が、重要なのです。このことを、もっと多くの人に気づいてほしいと私は思っています。【解説】杉本錬堂(NPO法人錬堂塾主宰・天城流湯治法湯治司)

鼻の通りが悪いと顔がたるんでしまう

原因のよくわからない頭痛や疲労感などは、実は鼻の不調から引き起こされていることがあります。
鼻水などで鼻の通りが悪くなると、吸う空気が妨げられ、呼吸が浅くなります。

その結果、体が酸素不足に陥るのです。
そして、なんとか空気を取り込もうと、口で呼吸をするようになります。

この「口呼吸」の害は、テレビや雑誌でも多く取り上げられていますが、私が1つ付け加えたいのは、咀嚼の回数が減る点です。
呼吸をするために口を使いたいので、食事のときにあまりかまずに、さっさと食べ物をのみ込んでしまいます。

そのため、胃腸に負担がかかり、食べ物の消化・吸収に関係する「小腸系」と「大腸系」が滞ります。
そして、滞りが顔や上半身にも悪影響を及ぼして、さらに鼻の通りが悪くなるという悪循環に陥ってしまうのです。

私が言うところの「小腸系」「大腸系」は、生命エネルギーの気の通り道と言われている、東洋医学の「経絡」ではありません。
数万人の体を私が見てきた中で生まれた、オリジナルの考え方です。

この考え方に基づいた施術を、今では医師や鍼灸師、柔道整復師などの医療関係者も取り入れるようになってきました。
口呼吸では、絶えず口が開きっぱなしになるため、口もとがだらしなく緩んで、あごやほおもたるみます。

ですから私は、その人の顔を見ただけで、鼻づまりかどうか、そして小腸系・大腸系が滞っているかどうかもわかってしまいます。

食事の前に鼻の通りをよくしておく

鼻の通りをよくするために、最もたいせつなのは、よくかんで食べること。
私は1口当たり40〜50回かんで食べています。

読者の皆さんも、最低25〜50回くらいはかんで食べてほしいものです。
ところが、前にも述べたように、鼻が通っていなければ、食べ物が口の中にあると息苦しくて、しっかりとかんで食べることができません。

そこで、すぐに鼻の通りをよくする4つの刺激ポイントを教えましょう。
食事の前に刺激することで、よくかんで食べられるようになります。

また、あごやほおも引き締まるでしょう。
4つのポイントと刺激のしかたは、下図を参照してください。

俗に言う「イタ気持ちいい」程度の力で刺激します。

鼻の通りがすぐに良くなる4つのポイント

鼻で吸い込むから深い呼吸ができる

呼吸のたいせつさは、たくさんの人がすでに知っていると思います。
腹式呼吸がいい、ゆっくり吐くといいなど、呼吸についてはよく言われますが、空気の入り口である鼻についてはあまり重要性を認識されておらず、口呼吸になっている人も多いようです。

鼻は呼吸するためとにおいをかぐための器官で、口はしゃべるためと食べるための器官です。
ここで試してほしいのですが、まず鼻からゆっくり息を吸って、吐き出してください。

肺が膨らんで、肋骨が広がるはずです。
では次に、口からゆっくり息を吸って、吐き出しましょう。

胸が緊張して、肺が全然膨らみません。
このことからわかるように、口呼吸をしている人は、肺の容量の30%程度しか空気の出し入れをしていないようです。

私が思うには、鼻で空気が浄化されるだけでなく、肺にとってなにかよいものを混ぜているから、鼻呼吸で肺がしっかりと膨らむのではないでしょうか。
鼻の通りがよくなると、体調がぐんとよくなって、顔も美しくなり、スーッと気持ちよい体の状態になります。

顔の真ん中にある鼻が、重要なのです。
このことを、もっと多くの人に気づいてほしいと私は思っています。

解説者のプロフィール

杉本錬堂
自然・温泉・健康・遊びプロデューサー。温泉療法、健康セミナー、アウトドアイベントなどを通じ、健康保養によるまちづくりを目指す。2001年、NPO法人錬堂塾を設立。静岡県地域づくりアドバイザー、健康・福祉・まちづくりアドバイザーなど、自治体のアドバイザーもこなす。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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