MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
「きくち体操」が効果 脳腫瘍による左半身麻痺から回復できた!

「きくち体操」が効果 脳腫瘍による左半身麻痺から回復できた!

足首や足の指が回復するのは、100人中、2人か3人とリハビリの先生から説明されても、私はめげませんでした。その2~3人の中に、自分が入ればいいと思ったのです。私が希望を失わずいられたのは、「きくち体操」があったからです。【体験談】鈴木知子(仮名・主婦・74歳)

「きくち体操」をすれば必ず体は応えてくれる

 平成24年12月26日、買い物をしているとき、急に左半身に力が入らなくなり、その場で倒れこんでしまいました。
「これは脳のせいだ!」と、私は確信しました。長年、「きくち体操」を続け、「体は脳とつながっている」という感覚が身にしみついていたので、まず脳を疑ったのです。

 その日のうちに精密検査を受け、右側の頭頂部に4㎝弱の脳腫瘍が見つかりました。1月9日、脳腫瘍の摘出手術を受けました。術後2日からベッドの上でリハビリをはじめ、2月1日にはリハビリ病棟で、理学療法士の先生のもと、本格的にリハビリを行いました。それに加えて自主トレで、枕や掛布団を足元に置き、「きくち体操」の腹筋を毎日行いました。

 マヒしていた左半身は少しずつ動くようになっていきましたが、左足首から先は動きません。手術で神経が切れていたのです。

 足首や足の指が回復するのは、100人中、2人か3人とリハビリの先生から説明されても、私はめげませんでした。その2~3人の中に、自分が入ればいいと思ったのです。私が希望を失わずいられたのは、「きくち体操」があったからです。「きくち体操」を一生懸命やれば、必ず体は応えてくれると信じていました。

左半身マヒから回復

 動かない指に、ひもを巻いて引っぱるなど、来る日も来る日も、足の指先を動かすことに意識を集中しました。1週間ほどして、リハビリ担当の理学療法士の先生が歓声を上げました。

「左足の指が動いた!!」

 指に意識を集中し続けたことで、足のほかの神経が助けてくれたのです。その後、3月のはじめには足指の「グー」が握れるようになり、3月30日に退院。7月には杖なしで外出できるまでに回復し、今日に至っています。

 私の毎朝の日課は「きくち体操」です。足の指や裏をマッサージしてほぐし、足首回しやグーパー体操、腕立て伏せ、腹筋などいくつもの体操をします。「きくち体操」が、私を支えてくれています。

手と足の握手は、足裏からだけでなく足の甲側からも行う

体は気持ちを込めて動かすと応えてくれる(「きくち体操」創始者 菊池和子)

 鈴木さんが倒れたのは、「きくち体操」を始めて14年目のことでした。普通ならショックのあまり、何もする気が起きず、そのまま寝たきりになってしまっても不思議ではない状況です。しかし、長年続けてきた「きくち体操」に希望をもち、驚異的な努力で回復されました。鈴木さんの気持ちの前向きさが今日につながっていると思います。鈴木さんの例は、体は気持ちを込めて動かすと必ず応えてくれることを示し、生徒の皆さんもとても勇気づけられています。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
熱中症は7月8月の日中に最も多く見られます。熱中症は、乳幼児から高齢者まであらゆる年代で起こる病気です。なかでも高齢者は重症化する場合が多いのです。また服薬や持病のある方も熱中症にかかりやすいリスクがあるといえるでしょう。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
熱中症は私たちの日常生活の中での注意や工夫で予防することができます。たとえば、服装です。また、水分補給についても、実は「水分」だけを補給するのではいけません。そのほかに、エアコン等の空調の使い方のコツなどをご紹介します。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
これまで、疲労が起きるのは、「エネルギーがなくなるから」「疲労物質が筋肉にたまるから」と考えられてきました。しかし、最新の研究によって、疲労が起きるほんとうの理由は、「自律神経の中枢である、脳がサビつくから」ということが、わかっています。【解説】梶本修身(東京疲労・睡眠クリニック院長)
症状の原因ははっきりとはわかりませんが人工透析を行う人には老若男女問わずよく現れるものです。これに薬で対応しようとすると体にもっと大きな負担がかかってしまいますし、副作用も心配です。少しでも患者さんの体に負担をかけずに症状をやわらげるのに「手のひら押し」が有効だと思っています。【解説】佐藤孝彦(浦安駅前クリニック院長)
東洋医学には五行思想というものがあり、人の体に起きるあらゆることは五臓につながっていると考えられています。涙がすぐに出るのは、「憂い、悲しむ」感情からです。 これは、五臓の中の「肺」の弱りから発する感情です。肺が弱い体質、もしくは肺が弱っているのかもしれません。【解説】田中勝(田中鍼灸指圧治療院院長)
最新記事
熱中症は7月8月の日中に最も多く見られます。熱中症は、乳幼児から高齢者まであらゆる年代で起こる病気です。なかでも高齢者は重症化する場合が多いのです。また服薬や持病のある方も熱中症にかかりやすいリスクがあるといえるでしょう。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
熱中症は私たちの日常生活の中での注意や工夫で予防することができます。たとえば、服装です。また、水分補給についても、実は「水分」だけを補給するのではいけません。そのほかに、エアコン等の空調の使い方のコツなどをご紹介します。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
手洗いの時間の目安は、おおよそ30秒。次のような手順で洗っていくと、少なくともそれくらいの時間が必要であることが実感できるでしょう。
新型コロナウイルスには、まだ特効薬やワクチンはなく、感染しないための予防法を徹底することが重要です。自分一人ひとりができる感染症対策のポイントをチェックしてみましょう。
コンブを水に漬けて冷蔵庫で10日ほど発酵させ、乳酸菌と酵母を培養する「コンブ酵母」が話題になっています。コンブ特有のにおいが軽減し、旨みが濃くなるので、そのまま飲んでも、料理に使ってもよし!食生活に取り入れる人が急増中です。コンブ酵母の作り方と、コンブ酵母の活用レシピをご紹介します!【レシピ】COBOウエダ家

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt